第53回 理学療法士国家試験 午後 第86問
解剖学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第86問(解剖学)の正答は 1 です。変形性膝関節症は関節軟骨の摩耗から始まり、関節内の炎症で滑膜が肥厚し、関節水腫を伴うこともある。
問題
変形性膝関節症の進行に伴う関節構成体の変化で正しいのはどれか。
- 1. 滑膜の肥厚 ✓
- 2. 骨嚢胞の消失
- 3. 軟骨下骨の肥厚
- 4. 関節裂隙の拡大
- 5. 関節靱帯の緊張
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 29.3%難問
58人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 滑膜の肥厚
変形性膝関節症は関節軟骨の摩耗から始まり、関節内の炎症で滑膜が肥厚し、関節水腫を伴うこともある。骨側では関節裂隙の狭小化・軟骨下骨の硬化・骨棘・骨嚢胞が進む。誤りの肢は「消失・拡大」など変化の向きを逆にしている。
【各選択肢の解説】
1. 滑膜の肥厚
✅ 正しい(=正答)。摩耗した軟骨の破片などが滑膜を刺激して炎症(二次性滑膜炎)を起こし、滑膜は肥厚・増殖して関節液が増える(関節水腫)。
✅ 正しい(=正答)。摩耗した軟骨の破片などが滑膜を刺激して炎症(二次性滑膜炎)を起こし、滑膜は肥厚・増殖して関節液が増える(関節水腫)。
2. 骨嚢胞の消失
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、進行に伴い軟骨下骨に骨嚢胞が出現する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、進行に伴い軟骨下骨に骨嚢胞が出現する。
3. 軟骨下骨の肥厚
❌ 誤り。軟骨下骨の典型的な変化として挙げられるのは「肥厚」でなく「硬化」である。正しくは、荷重の集中で骨が密になり、エックス線で白く写る軟骨下骨の硬化が起こる。
❌ 誤り。軟骨下骨の典型的な変化として挙げられるのは「肥厚」でなく「硬化」である。正しくは、荷重の集中で骨が密になり、エックス線で白く写る軟骨下骨の硬化が起こる。
4. 関節裂隙の拡大
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、軟骨が摩耗するため関節裂隙は狭小化する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、軟骨が摩耗するため関節裂隙は狭小化する。
5. 関節靱帯の緊張
❌ 誤り。正しくは、軟骨の摩耗で関節裂隙が狭くなると靱帯の付着部どうしが近づいて靱帯は相対的に弛緩し、側方動揺(不安定性)が生じやすくなる。
❌ 誤り。正しくは、軟骨の摩耗で関節裂隙が狭くなると靱帯の付着部どうしが近づいて靱帯は相対的に弛緩し、側方動揺(不安定性)が生じやすくなる。
【試験対策ポイント】
| 構成体 | 進行に伴う変化 |
|---|---|
| 関節軟骨 | 摩耗・消失 |
| 関節裂隙 | 狭小化 |
| 軟骨下骨 | 硬化、骨嚢胞の出現 |
| 関節辺縁 | 骨棘形成 |
| 滑膜 | 肥厚(関節水腫を伴うことがある) |
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