第53回 理学療法士国家試験 午後 第89問
病理学概論第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第89問(病理学概論)の正答は 2 です。皮膚筋炎は近位筋優位の筋力低下と特徴的な皮疹(ヘリオトロープ疹・Gottron徴候)を示す炎症性筋疾患で、成人では悪性腫瘍の合併が多い。
問題
皮膚筋炎について正しいのはどれか。
- 1. 先行感染を伴う。
- 2. 悪性腫瘍を伴う。 ✓
- 3. 胸腺腫を合併する。
- 4. 嚥下障害はきたさない。
- 5. 遠位筋優位の筋力低下をきたす。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 25.6%難問
43人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 悪性腫瘍を伴う。
皮膚筋炎は近位筋優位の筋力低下と特徴的な皮疹(ヘリオトロープ疹・Gottron徴候)を示す炎症性筋疾患で、成人では悪性腫瘍の合併が多い。誤りの肢は、ほかの神経筋疾患の特徴を持ち込んでいる。
【各選択肢の解説】
1. 先行感染を伴う。
❌ 誤り。先行感染は皮膚筋炎の特徴ではない。正しくは、先行感染(上気道炎・下痢)の後に発症するのはGuillain-Barré症候群である。
❌ 誤り。先行感染は皮膚筋炎の特徴ではない。正しくは、先行感染(上気道炎・下痢)の後に発症するのはGuillain-Barré症候群である。
2. 悪性腫瘍を伴う。
✅ 正しい(=正答)。成人の皮膚筋炎では胃癌・肺癌・乳癌などの悪性腫瘍を合併することが多く、筋炎が腫瘍の発見のきっかけになることもあるため、診断時に悪性腫瘍の検索を行う。
✅ 正しい(=正答)。成人の皮膚筋炎では胃癌・肺癌・乳癌などの悪性腫瘍を合併することが多く、筋炎が腫瘍の発見のきっかけになることもあるため、診断時に悪性腫瘍の検索を行う。
3. 胸腺腫を合併する。
❌ 誤り。正しくは、胸腺腫の合併が特徴なのは重症筋無力症である。
❌ 誤り。正しくは、胸腺腫の合併が特徴なのは重症筋無力症である。
4. 嚥下障害はきたさない。
❌ 誤り。正しくは、咽頭・食道上部の横紋筋が侵されるため、嚥下障害をきたすことがある。
❌ 誤り。正しくは、咽頭・食道上部の横紋筋が侵されるため、嚥下障害をきたすことがある。
5. 遠位筋優位の筋力低下をきたす。
❌ 誤り。正しくは、頸部屈筋・肩・腰回り・大腿などの近位筋優位の筋力低下をきたす(立ち上がり・階段・洗髪動作が難しくなる)。
❌ 誤り。正しくは、頸部屈筋・肩・腰回り・大腿などの近位筋優位の筋力低下をきたす(立ち上がり・階段・洗髪動作が難しくなる)。
【試験対策ポイント】
| 特徴 | 結びつく疾患 |
|---|---|
| 悪性腫瘍の合併 | 皮膚筋炎 |
| 胸腺腫の合併 | 重症筋無力症 |
| 先行感染 | Guillain-Barré症候群 |
皮膚筋炎=近位筋優位・ヘリオトロープ疹・Gottron徴候・嚥下障害・間質性肺炎・悪性腫瘍。
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