第53回 理学療法士国家試験 午後 第95問
内科学・臨床医学第53回午後
第53回 理学療法士国家試験 午後 第95問(内科学・臨床医学)の正答は 4 です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)では肺が過膨張し、空気の多い肺がエックス線を通しやすくなるため、肺野の透過性が亢進して黒く写る。
問題
慢性閉塞性肺疾患の患者の胸部エックス線写真で特徴的なのはどれか。
- 1. 横隔膜挙上
- 2. 心陰影拡大
- 3. 肋間腔の狭小化
- 4. 肺野の透過性亢進 ✓
- 5. シルエットサイン
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.7%標準
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 肺野の透過性亢進
慢性閉塞性肺疾患(COPD)では肺が過膨張し、空気の多い肺がエックス線を通しやすくなるため、肺野の透過性が亢進して黒く写る。所見はすべて「肺が膨らみすぎる」向きにそろう。
【各選択肢の解説】
1. 横隔膜挙上
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、過膨張した肺に押し下げられ、横隔膜は低位・平坦化する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、過膨張した肺に押し下げられ、横隔膜は低位・平坦化する。
2. 心陰影拡大
❌ 誤り。正しくは、横隔膜の下降に伴い心臓は縦に細長く写り(滴状心)、心胸郭比はむしろ小さくなる。
❌ 誤り。正しくは、横隔膜の下降に伴い心臓は縦に細長く写り(滴状心)、心胸郭比はむしろ小さくなる。
3. 肋間腔の狭小化
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、胸郭が膨らむため肋間腔は開大する。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、胸郭が膨らむため肋間腔は開大する。
4. 肺野の透過性亢進
✅ 正しい(=正答)。肺胞壁が壊れて含気が増え(気腫化)、さらに呼気の気流制限で空気が肺内に残るため、肺野は黒っぽく写る。
✅ 正しい(=正答)。肺胞壁が壊れて含気が増え(気腫化)、さらに呼気の気流制限で空気が肺内に残るため、肺野は黒っぽく写る。
5. シルエットサイン
❌ 誤り。COPDの特徴ではない。正しくは、心臓や横隔膜に接する肺が肺炎や無気肺で水濃度になったとき、その境界線が消える所見である。
❌ 誤り。COPDの特徴ではない。正しくは、心臓や横隔膜に接する肺が肺炎や無気肺で水濃度になったとき、その境界線が消える所見である。
【試験対策ポイント】
| 部位 | COPDの所見 |
|---|---|
| 肺野 | 透過性亢進 |
| 横隔膜 | 低位・平坦化 |
| 心陰影 | 滴状心(細長い) |
| 肋間腔 | 開大 |
| 胸郭 | 前後径の増大(樽状胸) |
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