第54回 理学療法士国家試験 午前 第15問
理学療法評価学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第15問(理学療法評価学)の正答は 4 です。右利きの右中大脳動脈領域の梗塞=劣位半球(右)の損傷。
問題
60歳の男性。右利き。歩行困難のため搬送された。発症7日目の頭部MRIと頭部MRA(別冊No. 3)を別に示す。
この患者に生じやすい症状はどれか。
- 1. 観念失行
- 2. 左右失認
- 3. 純粋失読
- 4. 病態失認 ✓
- 5. 観念運動失行
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 50%参考値
24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 病態失認
右利きの右中大脳動脈領域の梗塞=劣位半球(右)の損傷。劣位半球の頭頂葉の障害では、自分の左片麻痺を認めない病態失認が生じやすい。他の4つは優位半球(左)側の障害で生じる症状である。
【各選択肢の解説】
1. 観念失行
❌ 誤り。観念失行は優位半球の障害で生じ、この患者の右半球損傷とは合わない。正しくは観念失行は左頭頂葉の障害で、道具の使用や一連の動作の手順を誤る。
❌ 誤り。観念失行は優位半球の障害で生じ、この患者の右半球損傷とは合わない。正しくは観念失行は左頭頂葉の障害で、道具の使用や一連の動作の手順を誤る。
2. 左右失認
❌ 誤り。左右失認は優位半球の障害で生じる。正しくは左右失認は左頭頂葉(角回)の障害で、手指失認・失算・失書とともにGerstmann症候群をなす。
❌ 誤り。左右失認は優位半球の障害で生じる。正しくは左右失認は左頭頂葉(角回)の障害で、手指失認・失算・失書とともにGerstmann症候群をなす。
3. 純粋失読
❌ 誤り。純粋失読は優位半球側の障害で生じる。正しくは純粋失読は左後頭葉と脳梁膨大部の障害で、書けるのに読めない状態になる。
❌ 誤り。純粋失読は優位半球側の障害で生じる。正しくは純粋失読は左後頭葉と脳梁膨大部の障害で、書けるのに読めない状態になる。
4. 病態失認
✅ 正しい。劣位半球の頭頂葉の障害で、自分の左片麻痺に気づかない・否認する。右中大脳動脈領域の広い梗塞で起こりやすく、半側空間無視を伴うことも多い。
✅ 正しい。劣位半球の頭頂葉の障害で、自分の左片麻痺に気づかない・否認する。右中大脳動脈領域の広い梗塞で起こりやすく、半側空間無視を伴うことも多い。
5. 観念運動失行
❌ 誤り。観念運動失行は優位半球の障害で生じる。正しくは観念運動失行は左頭頂葉の障害で、口頭命令や模倣での動作(バイバイなど)ができなくなる。
❌ 誤り。観念運動失行は優位半球の障害で生じる。正しくは観念運動失行は左頭頂葉の障害で、口頭命令や模倣での動作(バイバイなど)ができなくなる。
【試験対策ポイント】
| 損傷部位(右利き) | 生じやすい症状 |
|---|---|
| 劣位半球(右) | 病態失認・半側空間無視・着衣失行 |
| 優位半球(左) | 失語・観念失行・観念運動失行・Gerstmann症候群 |
| 左後頭葉+脳梁膨大部 | 純粋失読 |
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