第54回 理学療法士国家試験 午前 第19問
生理学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第19問(生理学)の正答は 5 です。COPDの急性増悪で人工呼吸管理中、意識はJCSⅡ-20、努力性呼吸がある。
問題
78歳の男性。慢性閉塞性肺疾患の急性増悪により人工呼吸器管理中である。意識レベル JCS〈Japan Coma Scale〉Ⅱ−20、体温 37.5℃、呼吸数は 26回/分、努力性呼吸を認める。二次的合併症の予防目的で行う理学療法で適切でないのはどれか。
- 1. 呼吸介助
- 2. 体位排痰法
- 3. ベッドアップ
- 4. 関節可動域運動
- 5. 徒手的抵抗運動 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.5%標準
48人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 徒手的抵抗運動
COPDの急性増悪で人工呼吸管理中、意識はJCSⅡ-20、努力性呼吸がある。この時期の二次的合併症(無気肺・肺炎・関節拘縮など)の予防は負荷の小さい方法で行い、酸素消費を増やす徒手的抵抗運動は適切でない。
【各選択肢の解説】
1. 呼吸介助
✅ 適切。呼気に合わせて胸郭を圧迫し、換気を助ける。痰の移動を促し、無気肺や肺炎の予防になる。
✅ 適切。呼気に合わせて胸郭を圧迫し、換気を助ける。痰の移動を促し、無気肺や肺炎の予防になる。
2. 体位排痰法
✅ 適切。痰のたまった区域を上にする体位で重力を使い、痰を中枢へ流す。人工呼吸管理中の無気肺・肺炎の予防になる。
✅ 適切。痰のたまった区域を上にする体位で重力を使い、痰を中枢へ流す。人工呼吸管理中の無気肺・肺炎の予防になる。
3. ベッドアップ
✅ 適切。上体を起こすと横隔膜が下がり換気が助けられる。誤嚥を減らし、人工呼吸器関連肺炎の予防にもなる。
✅ 適切。上体を起こすと横隔膜が下がり換気が助けられる。誤嚥を減らし、人工呼吸器関連肺炎の予防にもなる。
4. 関節可動域運動
✅ 適切。臥床が続くと関節拘縮が起こる。負荷の小さい他動運動で拘縮を防げる。
✅ 適切。臥床が続くと関節拘縮が起こる。負荷の小さい他動運動で拘縮を防げる。
5. 徒手的抵抗運動
❌ 適切でない(=正答)。抵抗運動は酸素消費と呼吸の負担を増やし、努力性呼吸のある急性増悪期には負荷が大きすぎる。意識障害もあり、指示に従って力を出すことも難しい。正しくはこの時期は他動運動や自動介助運動など負荷の小さい運動で拘縮と筋力低下を防ぐ。
❌ 適切でない(=正答)。抵抗運動は酸素消費と呼吸の負担を増やし、努力性呼吸のある急性増悪期には負荷が大きすぎる。意識障害もあり、指示に従って力を出すことも難しい。正しくはこの時期は他動運動や自動介助運動など負荷の小さい運動で拘縮と筋力低下を防ぐ。
【試験対策ポイント】
| 予防したい合併症 | 方法 |
|---|---|
| 無気肺・肺炎 | 呼吸介助・体位排痰法・ベッドアップ |
| 関節拘縮 | 他動の関節可動域運動 |
急性期・努力性呼吸・意識障害がそろうときは、抵抗をかける運動は避ける。
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