PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午前 第28問

運動学第54回午前

第54回 理学療法士国家試験 午前 第28問(運動学)の正答は 2・3 です。踵接地(初期接地)の直前から働き、接地の衝撃を受け止めるのは、足関節で急な底屈を遠心性に抑える前脛骨筋と、膝関節で急な屈曲を遠心性に抑える大腿四頭筋である。

問題
歩行周期で立脚相直前から活動し、踵接地時に大きな活動を示す下肢の筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 下腿三頭筋
  2. 2. 前脛骨筋 ✓
  3. 3. 大腿四頭筋 ✓
  4. 4. 長母指屈筋
  5. 5. 腸腰筋

正答:2・3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.7%難問

42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2・3番 — 前脛骨筋・大腿四頭筋

踵接地(初期接地)の直前から働き、接地の衝撃を受け止めるのは、足関節で急な底屈を遠心性に抑える前脛骨筋と、膝関節で急な屈曲を遠心性に抑える大腿四頭筋である。


【各選択肢の解説】

1. 下腿三頭筋
❌ 誤り。踵接地時には大きく活動しない。正しくは、立脚中期から立脚終期にかけて働き、下腿の前方への倒れ込みを抑え、踵離地の時期に最も強く活動する。
2. 前脛骨筋
✅ 正しい。遊脚期に足関節を背屈位に保ち、踵接地の直後は足底が床に打ちつけられないよう底屈を遠心性収縮でゆっくり制御するため、接地時に大きく活動する。
3. 大腿四頭筋
✅ 正しい。遊脚終期から活動を始め、荷重を受け止める時期(荷重応答期)に膝が折れ込まないよう、膝の屈曲を遠心性収縮で制御する。
4. 長母指屈筋
❌ 誤り(足では長母趾屈筋)。踵接地時には大きく活動しない。正しくは、立脚中期から終期に働き、前足部での体重支持と蹴り出しに関わる。
5. 腸腰筋
❌ 誤り。踵接地時には大きく活動しない。正しくは、前遊脚期から遊脚初期に働き、股関節を屈曲して下肢を前に振り出す。

【試験対策ポイント】

時期主に働く筋
踵接地〜荷重応答期前脛骨筋・大腿四頭筋(遠心性)、大殿筋
立脚中期〜終期下腿三頭筋
前遊脚期〜遊脚初期腸腰筋
遊脚終期ハムストリングス(振り出しの減速)
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