第54回 理学療法士国家試験 午前 第44問
人間発達学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第44問(人間発達学)の正答は 1 です。Volkmann拘縮は、前腕屈筋群が阻血で壊死・線維化して起こる拘縮である。
問題
小児でVolkmann拘縮を起こしやすいのはどれか。
- 1. 上腕骨顆上骨折 ✓
- 2. 上腕骨外顆骨折
- 3. 上腕骨近位部骨折
- 4. 上腕骨骨幹部骨折
- 5. 上腕骨内側上顆骨折
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 69%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 上腕骨顆上骨折
Volkmann拘縮は、前腕屈筋群が阻血で壊死・線維化して起こる拘縮である。小児の上腕骨顆上骨折では、転位した骨片や腫脹が上腕動脈を圧迫・損傷し、前腕のコンパートメント症候群を起こしやすいため、代表的な原因となる。
【各選択肢の解説】
1. 上腕骨顆上骨折
✅ 正しい。肘のすぐ上で上腕動脈の近くを骨片が転位するため、前腕の血流が途絶えやすい。小児の肘周辺骨折で最も多く、Volkmann拘縮と内反肘が代表的な合併症である。
✅ 正しい。肘のすぐ上で上腕動脈の近くを骨片が転位するため、前腕の血流が途絶えやすい。小児の肘周辺骨折で最も多く、Volkmann拘縮と内反肘が代表的な合併症である。
2. 上腕骨外顆骨折
❌ 誤り。正しくは、主な合併症は偽関節・外反肘・遅発性尺骨神経麻痺で、阻血性拘縮の代表的原因ではない。
❌ 誤り。正しくは、主な合併症は偽関節・外反肘・遅発性尺骨神経麻痺で、阻血性拘縮の代表的原因ではない。
3. 上腕骨近位部骨折
❌ 誤り。肩に近い部位の骨折で、前腕の阻血を起こす典型ではない。正しくは、Volkmann拘縮の原因として挙がるのは肘の近くの顆上骨折である。
❌ 誤り。肩に近い部位の骨折で、前腕の阻血を起こす典型ではない。正しくは、Volkmann拘縮の原因として挙がるのは肘の近くの顆上骨折である。
4. 上腕骨骨幹部骨折
❌ 誤り。正しくは、合併症として代表的なのは橈骨神経麻痺(下垂手)で、Volkmann拘縮の典型ではない。
❌ 誤り。正しくは、合併症として代表的なのは橈骨神経麻痺(下垂手)で、Volkmann拘縮の典型ではない。
5. 上腕骨内側上顆骨折
❌ 誤り。正しくは、すぐ後方を通る尺骨神経の障害を合併しやすく、Volkmann拘縮の代表的原因ではない。
❌ 誤り。正しくは、すぐ後方を通る尺骨神経の障害を合併しやすく、Volkmann拘縮の代表的原因ではない。
【試験対策ポイント】
| 骨折 | 代表的な合併症 |
|---|---|
| 上腕骨顆上骨折(小児) | Volkmann拘縮・内反肘 |
| 上腕骨外顆骨折(小児) | 偽関節・外反肘・遅発性尺骨神経麻痺 |
| 上腕骨内側上顆骨折 | 尺骨神経障害 |
| 上腕骨骨幹部骨折 | 橈骨神経麻痺 |
阻血の早期徴候は5P(疼痛・蒼白・脈拍消失・知覚異常・麻痺)。とくに指を他動伸展したときの強い痛みに注意する。
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