第54回 理学療法士国家試験 午前 第46問
神経内科学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第46問(神経内科学)の正答は 3 です。脊髄損傷の対麻痺者に立位・歩行練習を行うのは、荷重と抗重力位によって痙縮・褥瘡・骨粗鬆症・消化管運動など不動による合併症を防ぐためである。
問題
脊髄損傷による対麻痺患者に対して立位・歩行練習を行う目的として誤っているのはどれか。
- 1. 痙縮の減弱
- 2. 褥瘡の予防
- 3. 異常疼痛の抑制 ✓
- 4. 骨粗鬆症の予防
- 5. 消化管運動の促進
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.8%難問
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 異常疼痛の抑制
脊髄損傷の対麻痺者に立位・歩行練習を行うのは、荷重と抗重力位によって痙縮・褥瘡・骨粗鬆症・消化管運動など不動による合併症を防ぐためである。脊髄損傷後の異常疼痛(神経障害性疼痛)は中枢神経の損傷による痛みで、立位・歩行練習の目的には含まれない。
【各選択肢の解説】
1. 痙縮の減弱
✅ 正しい。立位で下肢の筋が持続的に伸張され、荷重が加わることで痙縮の軽減が期待できる。
✅ 正しい。立位で下肢の筋が持続的に伸張され、荷重が加わることで痙縮の軽減が期待できる。
2. 褥瘡の予防
✅ 正しい。立位をとる間は仙骨部・坐骨部の圧迫から解放されるため、褥瘡予防につながる。
✅ 正しい。立位をとる間は仙骨部・坐骨部の圧迫から解放されるため、褥瘡予防につながる。
3. 異常疼痛の抑制
❌ 誤り(=正答)。異常疼痛は損傷した脊髄を含む中枢神経の変化で生じる痛みで、立位・歩行で抑えられるものではない。正しくは、薬物療法などで対応する症状であり、立位・歩行練習の目的には挙げられない。
❌ 誤り(=正答)。異常疼痛は損傷した脊髄を含む中枢神経の変化で生じる痛みで、立位・歩行で抑えられるものではない。正しくは、薬物療法などで対応する症状であり、立位・歩行練習の目的には挙げられない。
4. 骨粗鬆症の予防
✅ 正しい。麻痺した下肢には荷重がかからず骨量が減る。立位で骨に荷重刺激を加えることが廃用性の骨粗鬆症の予防になる。
✅ 正しい。麻痺した下肢には荷重がかからず骨量が減る。立位で骨に荷重刺激を加えることが廃用性の骨粗鬆症の予防になる。
5. 消化管運動の促進
✅ 正しい。抗重力位をとり体を動かすことは腸の動きを促し、便秘の予防に役立つ。
✅ 正しい。抗重力位をとり体を動かすことは腸の動きを促し、便秘の予防に役立つ。
【試験対策ポイント】
脊髄損傷者の立位・歩行練習の目的:
- 痙縮の軽減
- 褥瘡の予防(座位・臥位の圧迫からの解放)
- 骨粗鬆症の予防(荷重刺激)
- 消化管運動・排便の促進
- 起立性低血圧への慣れ(循環調節)
- 心理的効果
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