PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午前 第47問

人間発達学第54回午前
アテトーゼ型脳性麻痺に残存しやすい原始反射はどれか。 1. 吸啜反射 2. 手掌把握反射 3. 陽性支持反射 4. 交叉性伸展反射 5. 対称性緊張性頸反射
  1. 1. 吸啜反射
  2. 2. 手掌把握反射
  3. 3. 陽性支持反射
  4. 4. 交叉性伸展反射
  5. 5. 対称性緊張性頸反射 ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — 対称性緊張性頸反射 アテトーゼ型脳性麻痺は不随意運動が主徴であり、頸部の位置変化に伴う筋緊張異常を特徴とします。対称性緊張性頸反射(STNR)は中脳レベルの反射であり、アテトーゼ型では比較的深い脳損傷のため、この反射が残存しやすいです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 吸啜反射 ❌ 誤り。脳幹下部(延髄)の反射であり、通常は生後3~4ヶ月で消失し、脳性麻痺でも残存しにくい。 2. 手掌把握反射 ❌ 誤り。脳幹下部の反射で、生後5~6ヶ月で消失。アテトーゼ型でも残存の頻度は低い。 3. 陽性支持反射 ❌ 誤り。下位脳幹~脊髄反射で、脳性麻痺では痙直型に残存しやすく、アテトーゼ型では典型的ではない。 4. 交叉性伸展反射 ❌ 誤り。脊髄レベルの反射であり、脳損傷部位がより高位のアテトーゼ型では残存しにくい。 5. 対称性緊張性頸反射 ✅ 正しい。中脳レベルの反射であり、アテトーゼ型は基底核領域の損傷が主体のため、相対的に深い反射が残存しやすい。 --- 【試験対策ポイント】 • アテトーゼ型=基底核損傷→中脳レベル反射(STNR)残存しやすい • 痙直型=皮質脊髄路損傷→陽性支持反射・交叉性伸張反射残存しやすい • 反射レベル:脊髄<下位脳幹<中脳=脳損傷が高位なほど深い反射が残存
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