第54回 理学療法士国家試験 午前 第48問
理学療法評価学第54回午前
閉塞性動脈硬化症で正しいのはどれか。
1. 冷感はない。
2. 安静時痛はない。
3. しびれ感はない。
4. 間欠性跛行は体幹前傾で改善する。
5. 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。
- 1. 冷感はない。
- 2. 安静時痛はない。
- 3. しびれ感はない。
- 4. 間欠性跛行は体幹前傾で改善する。
- 5. 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。
閉塞性動脈硬化症(ASO)の好発部位は下肢血管であり、特に大腿動脈から膝窩動脈の領域が最も頻度が高い。この部位の閉塞により間欠性跛行などの典型的な症状が出現する。
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【各選択肢の解説】
1. 冷感はない。
❌ 誤り。患肢の冷感は閉塞性動脈硬化症の典型的な症状であり、末梢血流低下により常に出現する。
2. 安静時痛はない。
❌ 誤り。進行例では安静時痛(夜間痛)が出現し、症状の重症度を示す重要な所見である。
3. しびれ感はない。
❌ 誤り。神経虚血により末梢神経障害が生じ、しびれ感を訴える患者は多い。
4. 間欠性跛行は体幹前傾で改善する。
❌ 誤り。脊柱管狭窄症では体幹前傾により脊髄血流が改善し症状が軽減するが、ASOではこの改善傾向を示さない。両者の鑑別点として重要。
5. 好発部位は大腿動脈から膝窩動脈である。
✅ 正しい。下肢ASOの70~80%がこの領域に生じ、間欠性跛行の主要原因となる。
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【試験対策ポイント】
• 閉塞性動脈硬化症の典型症状:冷感、痛み、しびれ感、間欠性跛行
• 脊柱管狭窄症との鑑別:体幹前傾による症状改善の有無
• 好発部位:大腿動脈~膝窩動脈領域(下肢血管閉塞の大多数)