第54回 理学療法士国家試験 午前 第65問
理学療法評価学第54回午前
心筋の再分極に最も影響するのはどれか。
1. Ca²⁺電流
2. K⁺電流
3. Na⁺電流
4. 細胞外電流
5. ペースメーカー電流
- 1. Ca²⁺電流
- 2. K⁺電流 ✓
- 3. Na⁺電流
- 4. 細胞外電流
- 5. ペースメーカー電流
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — K⁺電流
心筋の再分極は、主にカリウムイオン(K⁺)が細胞内から細胞外へ流出することによって起こります。この外向きのK⁺電流が膜電位を負に戻す過程が再分極であり、心筋の活動電位における重要な位相です。
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【各選択肢の解説】
1. Ca²⁺電流
❌ 誤り。Ca²⁺電流は活動電位の第2相(プラトー相)の維持に関与し、再分極ではなく脱分極の維持に影響します。
2. K⁺電流
✅ 正しい。K⁺の外向き電流(遅延整流K⁺チャネル)が再分極を駆動する最主要因です。第3相から第4相にかけて膜電位を負の値に戻します。
3. Na⁺電流
❌ 誤り。Na⁺電流は活動電位の第0相(急速脱分極)の主体であり、再分極とは逆の過程です。
4. 細胞外電流
❌ 誤り。細胞外電流は心臓の電気活動の結果を反映するもので、再分極を直接駆動する要因ではありません。
5. ペースメーカー電流
❌ 誤り。ペースメーカー電流(If)は洞結節細胞の自動能に関与し、一般的な心筋細胞の再分極には関連しません。
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【試験対策ポイント】
• 心筋の再分極=K⁺の外向き電流が主因
• 遅延整流K⁺チャネル(IK)が第3相の再分極を担当
• Na⁺電流は脱分極、Ca²⁺電流はプラトー相維持が役割