第54回 理学療法士国家試験 午前 第76問
生理学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第76問(生理学)の正答は 2 です。神経原性ショックは、高位の脊髄損傷などで交感神経の働きが失われ、末梢血管が拡張して起こるショックである。
問題
神経原性ショックの特徴はどれか。
- 1. 交感神経の緊張
- 2. 徐脈 ✓
- 3. 心拍出量の増加
- 4. 中心静脈圧の上昇
- 5. 皮膚温の低下
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 65.4%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 徐脈
神経原性ショックは、高位の脊髄損傷などで交感神経の働きが失われ、末梢血管が拡張して起こるショックである。心臓への交感神経の働きも失われ副交感神経が相対的に優位になるため、低血圧なのに頻脈にならず徐脈になる。
【各選択肢の解説】
1. 交感神経の緊張
❌ 誤り。正しくは、神経原性ショックでは交感神経の働きが遮断・低下し、副交感神経が相対的に優位になる。
❌ 誤り。正しくは、神経原性ショックでは交感神経の働きが遮断・低下し、副交感神経が相対的に優位になる。
2. 徐脈
✅ 正しい(=正答)。出血性ショックなどでは代償として交感神経が働き頻脈になるが、神経原性ショックでは心臓を速める交感神経の働きが失われているため徐脈を呈する。
✅ 正しい(=正答)。出血性ショックなどでは代償として交感神経が働き頻脈になるが、神経原性ショックでは心臓を速める交感神経の働きが失われているため徐脈を呈する。
3. 心拍出量の増加
❌ 誤り。正しくは、血管拡張で静脈還流が減り、徐脈も加わるため、心拍出量は減少する。
❌ 誤り。正しくは、血管拡張で静脈還流が減り、徐脈も加わるため、心拍出量は減少する。
4. 中心静脈圧の上昇
❌ 誤り。正しくは、末梢に血液がたまり心臓へ戻る血液が減るため、中心静脈圧は低下する。
❌ 誤り。正しくは、末梢に血液がたまり心臓へ戻る血液が減るため、中心静脈圧は低下する。
5. 皮膚温の低下
❌ 誤り。正しくは、末梢血管が拡張しているため皮膚は温かく乾いている。皮膚が冷たくなるのは、交感神経で末梢血管が収縮する出血性(循環血液量減少性)ショックである。
❌ 誤り。正しくは、末梢血管が拡張しているため皮膚は温かく乾いている。皮膚が冷たくなるのは、交感神経で末梢血管が収縮する出血性(循環血液量減少性)ショックである。
【試験対策ポイント】
| 神経原性ショック | 出血性ショック | |
|---|---|---|
| 脈拍 | 徐脈 | 頻脈 |
| 皮膚 | 温かい | 冷たく湿る |
| 中心静脈圧 | 低下 | 低下 |
| 交感神経 | 遮断 | 亢進 |
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