PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午前 第98問

理学療法評価学第54回午前

第54回 理学療法士国家試験 午前 第98問(理学療法評価学)の正答は 3 です。夢に関連する睡眠障害を選ぶ問題です。

問題
夢に関連する睡眠障害がみられるのはどれか。
  1. 1. 睡眠時驚愕症
  2. 2. 睡眠時遊行症
  3. 3. レム睡眠行動障害
  4. 4. 睡眠関連摂食障害
  5. 5. 周期性四肢運動障害

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — レム睡眠行動障害

夢に関連する睡眠障害を選ぶ問題です。レム睡眠行動障害は、夢を見ている最中(レム睡眠期)に本来抑制されるはずの骨格筋活動が抑えられず、夢の内容に合わせて大声を出したり手足を激しく動かしたりする病態で、夢と直接結びついています。


【各選択肢の解説】

1. 睡眠時驚愕症
❌ 誤り。ノンレム睡眠(深睡眠)から突然起こる夜驚で、本人は夢の記憶がほとんどありません。
2. 睡眠時遊行症
❌ 誤り。いわゆる夢遊病で、ノンレム睡眠期に起こり歩き回るもので、夢の体験とは結びつきません。
3. レム睡眠行動障害
✅ 正しい。レム睡眠期に夢の内容を反映した行動(叫ぶ・暴れる)を呈し、本人も夢を覚えていることが多いです。Parkinson病やレビー小体型認知症に先行することがあります。
4. 睡眠関連摂食障害
❌ 誤り。睡眠中に無自覚に食べる障害で、ノンレム睡眠期の覚醒障害に分類され、夢とは関連しません。
5. 周期性四肢運動障害
❌ 誤り。睡眠中に下肢などが周期的に不随意運動する障害で、夢の内容とは無関係です。

【試験対策ポイント】

睡眠障害はレム睡眠由来かノンレム睡眠由来かで整理します。レム睡眠行動障害は「夢の内容を行動化する・本人が夢を覚えている・筋緊張抑制の破綻」が特徴で、シヌクレイノパチー(Parkinson病・レビー小体型認知症)の前駆症状として重要。一方、夜驚症・夢遊病・睡眠関連摂食はノンレム期の覚醒障害(睡眠時随伴症)で、夢の記憶がない点が対照的です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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