第54回 理学療法士国家試験 午後 第4問
整形外科学第54回午後
20歳の男性。運動時に膝関節痛を訴える。実施した検査を図に示す。この検査で陽性となった。疑うべき病態はどれか。
1. 外側側副靱帯損傷
2. 後十字靱帯損傷
3. 前十字靱帯損傷
4. 内側側副靱帯損傷
5. 半月板損傷
- 1. 外側側副靱帯損傷
- 2. 後十字靱帯損傷
- 3. 前十字靱帯損傷
- 4. 内側側副靱帯損傷
- 5. 半月板損傷 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 半月板損傷
半月板損傷を検出するための特異的な検査(McMurray検査またはLachman検査など)で陽性となったことから、半月板損傷が疑われます。運動時の膝関節痛と検査所見を総合すると、半月板の挟み込みによる痛みが最も考えられます。
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【各選択肢の解説】
1. 外側側副靱帯損傷
❌ 誤り。外側側副靱帯損傷はVarus stress testで陽性となり、膝の外側不安定性が主症状です。
2. 後十字靱帯損傷
❌ 誤り。後十字靱帯損傷はPosterior drawer testで陽性となり、脛骨の後方への動きが増加します。
3. 前十字靱帯損傷
❌ 誤り。前十字靱帯損傷はAnterior drawer testやLachman testで陽性となり、脛骨の前方への異常動きが特徴です。
4. 内側側副靱帯損傷
❌ 誤り。内側側副靱帯損傷はValgus stress testで陽性となり、膝の内側不安定性が主症状です。
5. 半月板損傷
✅ 正しい。McMurray検査やLachman検査などの半月板検査で陽性となり、運動時の痛みと引っかかり感が典型的所見です。
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【試験対策ポイント】
• McMurray検査:膝を屈曲させ、内旋・外旋しながら伸展するときの引っかかり感や痛みで判定
• 半月板損傷の症状:運動時痛、引っかかり感、ロッキング(膝が動かなくなる)
• 靱帯損傷との鑑別:検査時の異常動き(弛緩)か痛みかで区別