第54回 理学療法士国家試験 午後 第10問
人間発達学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第10問(人間発達学)の正答は 3 です。図の児は、座位では両手を床について体を支え、腹臥位では上肢で上体を支えて頭を起こしている。
問題
生後8か月の乳児。運動発達の遅れがあり、療育施設にて理学療法を受けている。図のような姿勢を示す。優先して行う運動はどれか。
- 1. 寝返り
- 2. 膝立ち
- 3. 四つ這い ✓
- 4. 立ち上がり
- 5. 免荷立位での交互振り出し
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 72.2%やさしい
36人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 四つ這い
図の児は、座位では両手を床について体を支え、腹臥位では上肢で上体を支えて頭を起こしている。上肢で体重を支え頭と体幹を起こせる段階の次に優先するのは、手と膝で体を支えて移動する四つ這いである。
【各選択肢の解説】
1. 寝返り
❌ 誤り。図の児は座位でも腹臥位でも上肢で体を支えており、寝返りはすでに獲得している段階と読める。寝返りは次の課題ではない。正しくは、上肢で上体を支えられる児では、次に四つ這い位の保持と移動を目標にする。
❌ 誤り。図の児は座位でも腹臥位でも上肢で体を支えており、寝返りはすでに獲得している段階と読める。寝返りは次の課題ではない。正しくは、上肢で上体を支えられる児では、次に四つ這い位の保持と移動を目標にする。
2. 膝立ち
❌ 誤り。膝立ちは四つ這いやつかまり立ちの後に現れる姿勢で、手をついて座る段階の児にはまだ早い。正しくは、膝立ちの前に四つ這いで体幹と股関節周りの支持を育てる。
❌ 誤り。膝立ちは四つ這いやつかまり立ちの後に現れる姿勢で、手をついて座る段階の児にはまだ早い。正しくは、膝立ちの前に四つ這いで体幹と股関節周りの支持を育てる。
3. 四つ這い
✅ 正しい。四つ這いは上肢と下肢で体重を支え、頭と体幹を重力に抗して保つ姿勢である。図の児は上肢での支持と頭の挙上ができており、これを手と膝の支持に広げると座位の安定や移動にもつながる。発達の順序でいま取り組む次の段階に当たる。
✅ 正しい。四つ這いは上肢と下肢で体重を支え、頭と体幹を重力に抗して保つ姿勢である。図の児は上肢での支持と頭の挙上ができており、これを手と膝の支持に広げると座位の安定や移動にもつながる。発達の順序でいま取り組む次の段階に当たる。
4. 立ち上がり
❌ 誤り。立ち上がりは四つ這い・つかまり立ちを経て獲得するもので、手をついて座る段階には先すぎる。正しくは、立位への課題は四つ這い・膝立ちを経てから行う。
❌ 誤り。立ち上がりは四つ這い・つかまり立ちを経て獲得するもので、手をついて座る段階には先すぎる。正しくは、立位への課題は四つ這い・膝立ちを経てから行う。
5. 免荷立位での交互振り出し
❌ 誤り。下肢の交互の振り出しは歩行の準備で、座位も手の支持が要る段階の児には優先度が低い。正しくは、まず四つ這いなど床上での支持と移動を育てる。
❌ 誤り。下肢の交互の振り出しは歩行の準備で、座位も手の支持が要る段階の児には優先度が低い。正しくは、まず四つ這いなど床上での支持と移動を育てる。
【試験対策ポイント】
粗大運動の発達の順序(月齢はおよその目安)
寝返り(5〜6か月)→ ひとり座り(7か月ごろ)→ 四つ這い(8〜9か月ごろ)→ つかまり立ち(9〜10か月ごろ)→ 伝い歩き → ひとり歩き(1歳〜1歳3か月ごろ)
運動発達の遅れのある児では、月齢ではなくいまできている姿勢の次の段階を優先課題に選ぶ。
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