第54回 理学療法士国家試験 午後 第23問
理学療法評価学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第23問(理学療法評価学)の正答は 1 です。持久力運動を続けると、筋は酸素を運び使う能力を高める方向に適応し(毛細血管・ミトコンドリア・最大酸素摂取量・インスリン感受性はすべて上がる)、脂質を燃料として使う量が増えるため血中の中性脂肪は下がる。
問題
継続的な持久力運動で低下するのはどれか。
- 1. 中性脂肪 ✓
- 2. 筋内毛細血管数
- 3. 最大酸素摂取量
- 4. インスリン感受性
- 5. 筋内ミトコンドリア量
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.3%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 中性脂肪
持久力運動を続けると、筋は酸素を運び使う能力を高める方向に適応し(毛細血管・ミトコンドリア・最大酸素摂取量・インスリン感受性はすべて上がる)、脂質を燃料として使う量が増えるため血中の中性脂肪は下がる。
【各選択肢の解説】
1. 中性脂肪
✅ 正しい(=正答)。有酸素運動では脂肪酸が主要な燃料として使われ、筋のリポ蛋白リパーゼ活性も高まって血中の中性脂肪が分解・利用されるため、継続で低下する。
✅ 正しい(=正答)。有酸素運動では脂肪酸が主要な燃料として使われ、筋のリポ蛋白リパーゼ活性も高まって血中の中性脂肪が分解・利用されるため、継続で低下する。
2. 筋内毛細血管数
❌ 誤り。正しくは、筋への酸素供給を増やす適応として毛細血管が新生し、筋線維あたりの毛細血管数は増加する。
❌ 誤り。正しくは、筋への酸素供給を増やす適応として毛細血管が新生し、筋線維あたりの毛細血管数は増加する。
3. 最大酸素摂取量
❌ 誤り。正しくは、心拍出量の増大と筋の酸素利用能の向上により、最大酸素摂取量は増加する。持久力トレーニングの効果判定の代表的指標である。
❌ 誤り。正しくは、心拍出量の増大と筋の酸素利用能の向上により、最大酸素摂取量は増加する。持久力トレーニングの効果判定の代表的指標である。
4. インスリン感受性
❌ 誤り。正しくは、筋の糖輸送体(GLUT4)が増えて糖の取り込みがよくなり、インスリン感受性は向上する。2型糖尿病の運動療法の根拠である。
❌ 誤り。正しくは、筋の糖輸送体(GLUT4)が増えて糖の取り込みがよくなり、インスリン感受性は向上する。2型糖尿病の運動療法の根拠である。
5. 筋内ミトコンドリア量
❌ 誤り。正しくは、有酸素代謝の場であるミトコンドリアの数・容積は増加し、酸化系酵素の活性も上がる。
❌ 誤り。正しくは、有酸素代謝の場であるミトコンドリアの数・容積は増加し、酸化系酵素の活性も上がる。
【試験対策ポイント】
| 継続的な持久力運動で上がるもの | 下がるもの |
|---|---|
| 最大酸素摂取量・1回拍出量 | 安静時心拍数 |
| 毛細血管密度・ミトコンドリア量・酸化系酵素 | 中性脂肪・LDLコレステロール |
| インスリン感受性・HDLコレステロール | 安静時血圧・体脂肪 |
「筋と心肺の能力は上がる」「動脈硬化の危険因子は下がる(HDLだけは上がる)」で分ける。
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