第54回 理学療法士国家試験 午後 第33問
理学療法評価学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第33問(理学療法評価学)の正答は 4 です。断端周径は、断端の浮腫が引いて形が安定したか(成熟)を判断するための計測で、同じ基準点から一定間隔の複数か所を、定期的に測って変化を追う。
問題
断端の成熟度を確認するための断端周径計測で正しいのはどれか。
- 1. 1か所で計測する。
- 2. 下腿切断では最大膨隆部で計測する。
- 3. 下腿切断では背臥位で計測する。
- 4. 大腿切断では坐骨結節を基準に計測点を決める。 ✓
- 5. 月に2回計測する。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.5%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 大腿切断では坐骨結節を基準に計測点を決める。
断端周径は、断端の浮腫が引いて形が安定したか(成熟)を判断するための計測で、同じ基準点から一定間隔の複数か所を、定期的に測って変化を追う。大腿切断ではその基準点が坐骨結節である。
【各選択肢の解説】
1. 1か所で計測する。
❌ 誤り。断端は部位によって浮腫の引き方が違うため、1か所では全体の変化がわからない。正しくは、基準点から一定間隔(例:5cmごと)で複数か所を測る。
❌ 誤り。断端は部位によって浮腫の引き方が違うため、1か所では全体の変化がわからない。正しくは、基準点から一定間隔(例:5cmごと)で複数か所を測る。
2. 下腿切断では最大膨隆部で計測する。
❌ 誤り。最大膨隆部は浮腫の変化とともに位置が変わるため、毎回同じ場所を測れない。正しくは、膝関節裂隙などの骨性の目印を基準にして一定間隔で測る。
❌ 誤り。最大膨隆部は浮腫の変化とともに位置が変わるため、毎回同じ場所を測れない。正しくは、膝関節裂隙などの骨性の目印を基準にして一定間隔で測る。
3. 下腿切断では背臥位で計測する。
❌ 誤り。断端周径の計測で背臥位と決まっているものではない。正しくは、肢位は計測のたびに同じ条件にそろえることが要点で、膝の目印を触れやすい座位などで行われる。
❌ 誤り。断端周径の計測で背臥位と決まっているものではない。正しくは、肢位は計測のたびに同じ条件にそろえることが要点で、膝の目印を触れやすい座位などで行われる。
4. 大腿切断では坐骨結節を基準に計測点を決める。
✅ 正しい(=正答)。坐骨結節は骨性で触れやすく、浮腫や筋萎縮で位置が変わらないため、毎回同じ高さを測れる。ここから一定間隔で計測点を決める。
✅ 正しい(=正答)。坐骨結節は骨性で触れやすく、浮腫や筋萎縮で位置が変わらないため、毎回同じ高さを測れる。ここから一定間隔で計測点を決める。
5. 月に2回計測する。
❌ 誤り。義足作製前の断端は短期間で周径が変わるため、月2回では変化を追いきれない。正しくは、週単位以上の頻度で定期的に測り、周径の変化がなくなったことで成熟を判断する。
❌ 誤り。義足作製前の断端は短期間で周径が変わるため、月2回では変化を追いきれない。正しくは、週単位以上の頻度で定期的に測り、周径の変化がなくなったことで成熟を判断する。
【試験対策ポイント】
| 要点 | 内容 |
|---|---|
| 基準点 | 大腿切断=坐骨結節/下腿切断=膝関節裂隙など骨性の目印 |
| 計測点 | 基準点から一定間隔で複数か所 |
| 条件 | 肢位・時間帯を毎回そろえる |
| 判断 | 周径の変化がなくなったら成熟=ソケット採型の目安 |
「動かない目印から」「複数か所」「くり返し」の3つがそろっていない選択肢は誤り。
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