第54回 理学療法士国家試験 午後 第34問
整形外科学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第34問(整形外科学)の正答は 5 です。発育性股関節形成不全(DDH)は乳児期に見つけてリーメンビューゲル装具で治療するのが基本である。
問題
発育性股関節形成不全で正しいのはどれか。
- 1. 開排は制限されない。
- 2. 大腿骨頭の前方脱臼が多い。
- 3. 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。
- 4. 7歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。
- 5. 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。
発育性股関節形成不全(DDH)は乳児期に見つけてリーメンビューゲル装具で治療するのが基本である。股関節を屈曲・開排位に保ちつつ下肢の自動運動を許し、骨頭が臼蓋へ自然に整復されるのを促す。
【各選択肢の解説】
1. 開排は制限されない。
❌ 誤り。正しくは、脱臼側では内転筋群の緊張などにより開排制限がみられ、乳児健診での重要な所見となる。
❌ 誤り。正しくは、脱臼側では内転筋群の緊張などにより開排制限がみられ、乳児健診での重要な所見となる。
2. 大腿骨頭の前方脱臼が多い。
❌ 誤り。正しくは、骨頭は臼蓋から外れて後上方へ脱臼するのが典型である。
❌ 誤り。正しくは、骨頭は臼蓋から外れて後上方へ脱臼するのが典型である。
3. 二次的な変形性股関節症にはなりにくい。
❌ 誤り。正しくは、臼蓋形成不全や亜脱臼が残ると関節への負担が偏り、二次性変形性股関節症の主な原因になる。日本の変形性股関節症は臼蓋形成不全によるものが多い。
❌ 誤り。正しくは、臼蓋形成不全や亜脱臼が残ると関節への負担が偏り、二次性変形性股関節症の主な原因になる。日本の変形性股関節症は臼蓋形成不全によるものが多い。
4. 7歳以上では外転位保持免荷装具を用いる。
❌ 誤り。外転位で骨頭を臼蓋に包み込みながら免荷する装具はPerthes病(大腿骨頭の阻血性壊死、6〜7歳ごろに多い)の治療である。正しくは、DDHが年長になって見つかった場合は観血的整復術や骨盤・大腿骨の骨切り術などの手術が検討される。
❌ 誤り。外転位で骨頭を臼蓋に包み込みながら免荷する装具はPerthes病(大腿骨頭の阻血性壊死、6〜7歳ごろに多い)の治療である。正しくは、DDHが年長になって見つかった場合は観血的整復術や骨盤・大腿骨の骨切り術などの手術が検討される。
5. 乳児期ではリーメンビューゲル装具を用いる。
✅ 正しい(=正答)。股関節を屈曲位に保つと、下肢の重みと自動運動で自然に開排し、骨頭が臼蓋内へ戻りやすくなる。乳児期の第一選択の治療である。
✅ 正しい(=正答)。股関節を屈曲位に保つと、下肢の重みと自動運動で自然に開排し、骨頭が臼蓋内へ戻りやすくなる。乳児期の第一選択の治療である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | DDH | Perthes病 |
|---|---|---|
| 好発 | 乳児・女児 | 6〜7歳ごろ・男児 |
| 病態 | 骨頭が臼蓋から後上方へ外れる | 大腿骨頭の阻血性壊死 |
| 所見 | 開排制限・脚長差 | 跛行・股〜膝の痛み |
| 治療 | リーメンビューゲル装具 | 外転位保持免荷装具 |
装具の名前と疾患・年齢の入れ替えがひっかけになる。
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