第54回 理学療法士国家試験 午後 第45問
人間発達学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第45問(人間発達学)の正答は 4 です。Down症候群の運動発達の基礎は全身の筋緊張低下と関節の弛緩性である。
問題
Down症候群の子どもの運動発達の特徴で適切なのはどれか。
- 1. 後弓反張
- 2. はさみ脚歩行
- 3. スカーフ徴候陰性
- 4. シャフリング移動 ✓
- 5. 緊張性迷路反射亢進
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.4%難問
34人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — シャフリング移動
Down症候群の運動発達の基礎は全身の筋緊張低下と関節の弛緩性である。このため四つ這いを経ずに座位のまま殿部で進むシャフリング(いざり)移動がみられやすい。他の選択肢はすべて筋緊張亢進(痙性・反射亢進)側の所見である。
【各選択肢の解説】
1. 後弓反張
❌ 誤り。後弓反張は伸筋の緊張亢進による反り返りで、アテトーゼ型脳性麻痺(核黄疸)などでみられる。正しくはDown症候群では筋緊張が低く、体幹は崩れやすい。
❌ 誤り。後弓反張は伸筋の緊張亢進による反り返りで、アテトーゼ型脳性麻痺(核黄疸)などでみられる。正しくはDown症候群では筋緊張が低く、体幹は崩れやすい。
2. はさみ脚歩行
❌ 誤り。股関節内転筋の痙性による所見で、痙直型両麻痺などでみられる。正しくはDown症候群では関節弛緩により股関節が開きやすい。
❌ 誤り。股関節内転筋の痙性による所見で、痙直型両麻痺などでみられる。正しくはDown症候群では関節弛緩により股関節が開きやすい。
3. スカーフ徴候陰性
❌ 誤り。スカーフ徴候は腕を対側の肩へ引いたとき肘が正中線を越えるかをみる。正しくは低緊張のDown症候群では肘が正中線を越えやすく陽性となる。
❌ 誤り。スカーフ徴候は腕を対側の肩へ引いたとき肘が正中線を越えるかをみる。正しくは低緊張のDown症候群では肘が正中線を越えやすく陽性となる。
4. シャフリング移動
✅ 正しい。低緊張で四つ這い姿勢の保持が難しいため、座位のまま殿部をすべらせて移動する方法をとりやすい。
✅ 正しい。低緊張で四つ這い姿勢の保持が難しいため、座位のまま殿部をすべらせて移動する方法をとりやすい。
5. 緊張性迷路反射亢進
❌ 誤り。緊張性迷路反射の残存・亢進は脳性麻痺(痙直型・アテトーゼ型)でみられる。正しくはDown症候群では低緊張と運動発達の遅れが特徴である。
❌ 誤り。緊張性迷路反射の残存・亢進は脳性麻痺(痙直型・アテトーゼ型)でみられる。正しくはDown症候群では低緊張と運動発達の遅れが特徴である。
【試験対策ポイント】
| 所見 | 筋緊張 | 代表的な疾患 |
|---|---|---|
| シャフリング移動・スカーフ徴候陽性 | 低下 | Down症候群 |
| はさみ脚 | 亢進(痙性) | 痙直型脳性麻痺 |
| 後弓反張・緊張性迷路反射亢進 | 亢進・変動 | アテトーゼ型脳性麻痺など |
低緊張か亢進かの向きで仕分けると、選択肢は1つに絞れる。
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