第54回 理学療法士国家試験 午後 第60問
生理学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第60問(生理学)の正答は 4 です。頸動脈洞反射は圧受容器反射である。
問題
頸動脈洞反射で正しいのはどれか。
- 1. 血圧が上昇する。
- 2. 心拍数が増加する。
- 3. 求心路は舌下神経を介する。
- 4. 遠心路は迷走神経を介する。 ✓
- 5. 血中酸素濃度の上昇によって生じる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%標準
30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 遠心路は迷走神経を介する。
頸動脈洞反射は圧受容器反射である。血圧が上がって頸動脈洞の壁が伸びると、求心路の舌咽神経(頸動脈洞枝)を経て延髄に伝わり、遠心路の迷走神経を介して心拍数を下げ(あわせて交感神経の働きが弱まり)、血圧を下げる。
【各選択肢の解説】
1. 血圧が上昇する。
❌ 誤り。血圧上昇を感知して打ち消す反射である。正しくは血圧は低下する。
❌ 誤り。血圧上昇を感知して打ち消す反射である。正しくは血圧は低下する。
2. 心拍数が増加する。
❌ 誤り。迷走神経(副交感神経)の働きが強まるため、正しくは心拍数は減少する。
❌ 誤り。迷走神経(副交感神経)の働きが強まるため、正しくは心拍数は減少する。
3. 求心路は舌下神経を介する。
❌ 誤り。舌下神経は舌の運動を支配する運動神経である。正しくは求心路は舌咽神経(第IX脳神経)の頸動脈洞枝を介する。
❌ 誤り。舌下神経は舌の運動を支配する運動神経である。正しくは求心路は舌咽神経(第IX脳神経)の頸動脈洞枝を介する。
4. 遠心路は迷走神経を介する。
✅ 正しい。延髄から迷走神経を経て洞房結節などに作用し、心拍数を下げることで血圧を下げる。
✅ 正しい。延髄から迷走神経を経て洞房結節などに作用し、心拍数を下げることで血圧を下げる。
5. 血中酸素濃度の上昇によって生じる。
❌ 誤り。頸動脈洞が感知するのは血圧(血管壁の伸展)である。正しくは血液ガスを感知するのは頸動脈小体(化学受容器)で、酸素分圧の低下・二酸化炭素分圧の上昇・pHの低下に反応して呼吸を促す。
❌ 誤り。頸動脈洞が感知するのは血圧(血管壁の伸展)である。正しくは血液ガスを感知するのは頸動脈小体(化学受容器)で、酸素分圧の低下・二酸化炭素分圧の上昇・pHの低下に反応して呼吸を促す。
【試験対策ポイント】
| 受容器 | 感知するもの | 求心路 | 主な反応 |
|---|---|---|---|
| 頸動脈洞 | 血圧(伸展) | 舌咽神経 | 心拍数・血圧の低下 |
| 頸動脈小体 | O2低下・CO2上昇・pH低下 | 舌咽神経 | 呼吸の促進 |
| 大動脈弓の圧受容器 | 血圧 | 迷走神経 | 心拍数・血圧の低下 |
頸動脈洞の強い圧迫(頸部のマッサージなど)は徐脈・血圧低下・失神を招く。
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