PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午後 第64問

理学療法評価学第54回午後

第54回 理学療法士国家試験 午後 第64問(理学療法評価学)の正答は 5 です。線維素溶解(線溶)とは、止血で形成されたフィブリン(線維素)を分解して血栓を溶かす働きです。

問題
線維素溶解に働くのはどれか。
  1. 1. アルブミン
  2. 2. グロブリン
  3. 3. トロンビン
  4. 4. フィブリン
  5. 5. プラスミン

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — プラスミン

線維素溶解(線溶)とは、止血で形成されたフィブリン(線維素)を分解して血栓を溶かす働きです。これを担う酵素がプラスミンで、プラスミノゲンが活性化されて生じます。


【各選択肢の解説】

1. アルブミン
❌ 誤り。アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や物質輸送を担う血漿タンパクで、線溶には関与しません。
2. グロブリン
❌ 誤り。グロブリン(とくにγグロブリン)は免疫(抗体)に働くタンパクです。
3. トロンビン
❌ 誤り。トロンビンはフィブリノゲンをフィブリンに変える凝固(血栓形成)側の酵素で、線溶とは逆向きです。
4. フィブリン
❌ 誤り。フィブリンは血栓を作る線維素そのもので、線溶によって分解される側です。
5. プラスミン
✅ 正しい。プラスミンはフィブリンを分解して血栓を溶かす線溶系の主役酵素です。

【試験対策ポイント】

凝固と線溶は対の流れで整理します。凝固:プロトロンビン→トロンビン→フィブリノゲンをフィブリンに変換(血栓形成)線溶:プラスミノゲン→プラスミン→フィブリンを分解(血栓溶解)。フィブリン分解産物がD-ダイマーで、血栓症の検査指標になります。t-PA(血栓溶解薬)はプラスミノゲンを活性化する点も臨床知識として重要です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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