PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午後 第78問

内科学・臨床医学第54回午後

第54回 理学療法士国家試験 午後 第78問(内科学・臨床医学)の正答は 5 です。副腎皮質ステロイドは炎症反応を抑え、線維芽細胞の増殖やコラーゲン合成を妨げるため、創傷治癒を遅らせる。

問題
創傷治癒を遅延させるのはどれか。
  1. 1. 亜鉛
  2. 2. アミノ酸
  3. 3. 酸素
  4. 4. ビタミンC
  5. 5. 副腎皮質ステロイド ✓

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 69.2%参考値

26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 副腎皮質ステロイド

副腎皮質ステロイドは炎症反応を抑え、線維芽細胞の増殖やコラーゲン合成を妨げるため、創傷治癒を遅らせる。亜鉛・アミノ酸・酸素・ビタミンCはいずれも治癒に必要なもので、不足すると治癒が遅れる側である。


【各選択肢の解説】

1. 亜鉛
❌ 誤り。正しくは亜鉛は細胞分裂やタンパク合成に必要で、治癒を助ける。不足すると治癒が遅れる。
2. アミノ酸
❌ 誤り。正しくはアミノ酸はコラーゲンや肉芽組織の材料で、治癒を助ける。低栄養(タンパク不足)は治癒を遅らせる。
3. 酸素
❌ 誤り。正しくは酸素はコラーゲン合成や白血球の殺菌に必要で、治癒を助ける。血流が悪く酸素が届かない組織では治癒が遅れる。
4. ビタミンC
❌ 誤り。正しくはビタミンCはコラーゲン合成に必要で、治癒を助ける。欠乏すると壊血病となり、傷が治りにくくなる。
5. 副腎皮質ステロイド
✅ 正しい(=正答)。創傷治癒は炎症期→増殖期(肉芽形成)→成熟期と進むが、ステロイドは最初の炎症反応を抑え、線維芽細胞とコラーゲンの増加も妨げる。さらに感染しやすくなることも治癒を遅らせる。

【試験対策ポイント】

治癒を遅らせるもの例
全身の因子低栄養(タンパク・亜鉛・ビタミンCの不足)、糖尿病、副腎皮質ステロイド、高齢
局所の因子血流障害(酸素不足)、感染、異物、乾燥

「治癒に必要なものの不足=遅延」と読み替えると解きやすい。

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