第54回 理学療法士国家試験 午後 第84問
生理学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第84問(生理学)の正答は 1・3 です。長期臥床では刺激と活動の減少で認知機能(記銘力)が低下し、臥位で体液が胸部へ移ることで利尿が進み循環血液量が減少する。
問題
高齢者の長期の安静臥床の影響で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 記銘力の低下 ✓
- 2. 1回換気量の増加
- 3. 循環血液量の減少 ✓
- 4. 予備呼気量の増加
- 5. 安静時心拍数の減少
正答:1・3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 62.2%標準
37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・3番 — 記銘力の低下・循環血液量の減少
長期臥床では刺激と活動の減少で認知機能(記銘力)が低下し、臥位で体液が胸部へ移ることで利尿が進み循環血液量が減少する。呼吸・循環の指標は多くが低下するが、安静時心拍数は増加する点がひっかけである。
【各選択肢の解説】
1. 記銘力の低下
✅ 正しい。感覚刺激や社会的交流が減ることで、高齢者では記銘力低下・見当識障害・抑うつなど精神機能の低下が起こりやすい。
✅ 正しい。感覚刺激や社会的交流が減ることで、高齢者では記銘力低下・見当識障害・抑うつなど精神機能の低下が起こりやすい。
2. 1回換気量の増加
❌ 誤り。臥位では横隔膜の動きが腹部臓器で妨げられ、呼吸筋の筋力も低下する。正しくは、1回換気量や肺活量は減少する。
❌ 誤り。臥位では横隔膜の動きが腹部臓器で妨げられ、呼吸筋の筋力も低下する。正しくは、1回換気量や肺活量は減少する。
3. 循環血液量の減少
✅ 正しい。臥位では下肢の血液が胸部へ移り、中心静脈圧の上昇を体液過剰と受け取って利尿が進むため、血漿量を中心に循環血液量が減る。起立性低血圧の一因になる。
✅ 正しい。臥位では下肢の血液が胸部へ移り、中心静脈圧の上昇を体液過剰と受け取って利尿が進むため、血漿量を中心に循環血液量が減る。起立性低血圧の一因になる。
4. 予備呼気量の増加
❌ 誤り。臥位では腹部臓器が横隔膜を押し上げ、安静呼気位の肺気量が小さくなる。正しくは、予備呼気量・機能的残気量は減少する。
❌ 誤り。臥位では腹部臓器が横隔膜を押し上げ、安静呼気位の肺気量が小さくなる。正しくは、予備呼気量・機能的残気量は減少する。
5. 安静時心拍数の減少
❌ 誤り。循環血液量の減少で1回拍出量が減り、心拍数で補おうとする。正しくは、安静時心拍数は増加する。
❌ 誤り。循環血液量の減少で1回拍出量が減り、心拍数で補おうとする。正しくは、安静時心拍数は増加する。
【試験対策ポイント】
| 系統 | 長期臥床の影響 |
|---|---|
| 精神・神経 | 記銘力低下・見当識障害・抑うつ |
| 循環 | 循環血液量減少・1回拍出量減少・安静時心拍数増加・起立性低血圧 |
| 呼吸 | 1回換気量・肺活量・予備呼気量・機能的残気量の減少、沈下性肺炎 |
| 筋骨格 | 筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮 |
「増える」のか「減る」のかを1つずつ機序で確かめる。
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