PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午後 第85問

人間発達学第54回午後

第54回 理学療法士国家試験 午後 第85問(人間発達学)の正答は 3 です。原始反射は中枢神経の成熟に伴い消失します。

問題
Milani 運動発達評価表における反射や運動のうち消失する時期が最も遅いのはどれか。
  1. 1. 手掌把握反射
  2. 2. 自動歩行
  3. 3. 足底把握反射
  4. 4. 非対称性緊張性頸反射
  5. 5. Moro 反射

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 足底把握反射

原始反射は中枢神経の成熟に伴い消失します。選択肢のうち足底把握反射の消失時期が最も遅く、生後9〜10か月頃(歩行開始期)まで残存します。


【各選択肢の解説】

1. 手掌把握反射
❌ 誤り。手掌把握反射は生後4〜6か月頃に消失し、随意的な把握に置き換わります。
2. 自動歩行
❌ 誤り。自動歩行(原始歩行)は生後1〜2か月頃に消失します。早期に消える反射です。
3. 足底把握反射
✅ 正しい。足底把握反射は生後9〜10か月頃まで残存し、選択肢の中で最も遅く消失します。独歩の獲得と関連します。
4. 非対称性緊張性頸反射(ATNR)
❌ 誤り。ATNRは生後4〜6か月頃に消失します。残存すると寝返りや正中位での操作を妨げます。
5. Moro反射
❌ 誤り。Moro反射は生後4〜6か月頃に消失します。

【試験対策ポイント】

原始反射の出現・消失時期は頻出です。早期に消える順におおまかに、自動歩行(1〜2か月)→手掌把握・Moro・ATNR(4〜6か月)→足底把握(9〜10か月)。足底把握は立位・歩行の準備が整う頃まで残るため最も遅いと覚えましょう。原始反射が消えずに残存することは、脳性麻痺など中枢神経障害の所見となる点も重要です。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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