第54回 理学療法士国家試験 午後 第88問
病理学概論第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第88問(病理学概論)の正答は 1 です。骨肉腫は10歳代を中心とする若年者の膝周囲に好発する原発性悪性骨腫瘍で、血行性に肺へ転移しやすい。
問題
骨肉腫で正しいのはどれか。
- 1. 肺転移が多い。 ✓
- 2. 運動時痛は少ない。
- 3. 壮年期に好発する。
- 4. 大腿骨近位に発生が多い。
- 5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 28.3%難問
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 肺転移が多い。
骨肉腫は10歳代を中心とする若年者の膝周囲に好発する原発性悪性骨腫瘍で、血行性に肺へ転移しやすい。肺転移の有無が予後を大きく左右する。
【各選択肢の解説】
1. 肺転移が多い。
✅ 正しい。腫瘍細胞が血流に乗って広がり、最初に捕らえられやすい肺に転移が多い。初診時にすでに肺転移を認めることもあり、胸部CTで評価する。
✅ 正しい。腫瘍細胞が血流に乗って広がり、最初に捕らえられやすい肺に転移が多い。初診時にすでに肺転移を認めることもあり、胸部CTで評価する。
2. 運動時痛は少ない。
❌ 誤り。腫瘍の増大で骨や周囲組織が侵され、早い時期から痛みが出る。正しくは、初発症状は運動時痛が多く、進行すると安静時痛・腫脹が加わる。
❌ 誤り。腫瘍の増大で骨や周囲組織が侵され、早い時期から痛みが出る。正しくは、初発症状は運動時痛が多く、進行すると安静時痛・腫脹が加わる。
3. 壮年期に好発する。
❌ 誤り。骨の成長が盛んな時期に多い。正しくは、10歳代を中心とする若年者に好発する。
❌ 誤り。骨の成長が盛んな時期に多い。正しくは、10歳代を中心とする若年者に好発する。
4. 大腿骨近位に発生が多い。
❌ 誤り。成長の盛んな長管骨の骨幹端に多い。正しくは、大腿骨遠位と脛骨近位(膝周囲)が最も多く、次いで上腕骨近位である。
❌ 誤り。成長の盛んな長管骨の骨幹端に多い。正しくは、大腿骨遠位と脛骨近位(膝周囲)が最も多く、次いで上腕骨近位である。
5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
❌ 誤り。腫瘍細胞が類骨・骨を作るため骨形成のマーカーが上がる。正しくは、血中アルカリフォスファターゼ(ALP)は上昇する。
❌ 誤り。腫瘍細胞が類骨・骨を作るため骨形成のマーカーが上がる。正しくは、血中アルカリフォスファターゼ(ALP)は上昇する。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 骨肉腫 |
|---|---|
| 好発年齢 | 10歳代を中心とする若年者 |
| 好発部位 | 大腿骨遠位・脛骨近位(膝周囲)、上腕骨近位 |
| 検査 | 血中ALP上昇 |
| X線 | Codman三角・spicula(針状の骨膜反応) |
| 転移 | 肺(血行性) |
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