PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第54回 理学療法士国家試験 午後 第88問

病理学概論第54回午後

第54回 理学療法士国家試験 午後 第88問(病理学概論)の正答は 1 です。骨肉腫は若年者の長管骨に好発する悪性骨腫瘍で、血行性に肺転移をきたしやすいのが大きな特徴です。

問題
骨肉腫で正しいのはどれか。
  1. 1. 肺転移が多い。
  2. 2. 運動時痛は少ない。
  3. 3. 壮年期に好発する。
  4. 4. 大腿骨近位に発生が多い。
  5. 5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 肺転移が多い。

骨肉腫は若年者の長管骨に好発する悪性骨腫瘍で、血行性に肺転移をきたしやすいのが大きな特徴です。膝関節周囲(大腿骨遠位・脛骨近位)に多発します。


【各選択肢の解説】

1. 肺転移が多い。
✅ 正しい。骨肉腫は血行性転移で肺へ転移しやすく、予後を左右します。早期の画像評価が重要です。
2. 運動時痛は少ない。
❌ 誤り。初期から運動時痛・夜間痛・腫脹がみられます。痛みが乏しいわけではありません。
3. 壮年期に好発する。
❌ 誤り。骨肉腫は10〜20歳代の若年者(成長期)に好発します。
4. 大腿骨近位に発生が多い。
❌ 誤り。膝関節周囲、すなわち大腿骨遠位・脛骨近位に好発します。近位ではありません。
5. 血中アルカリフォスファターゼが低下する。
❌ 誤り。骨形成が亢進するため血中アルカリフォスファターゼ(ALP)はむしろ上昇します。

【試験対策ポイント】

骨肉腫の要点を整理しましょう。好発年齢=10〜20歳代、好発部位=膝周囲(大腿骨遠位・脛骨近位)、検査=ALP上昇、転移=肺(血行性)。X線でCodman三角やsunburst(spicula)像が特徴です。一方、骨転移しやすい原発巣(肺・乳・前立腺・腎・甲状腺)と混同しないこと。若年・膝周囲・ALP上昇・肺転移の4点で骨肉腫を想起しましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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