第54回 理学療法士国家試験 午後 第89問
内科学・臨床医学第54回午後
第54回 理学療法士国家試験 午後 第89問(内科学・臨床医学)の正答は 3 です。続発性骨粗鬆症は、病気や薬剤など特定の原因で骨量が減るものである。
問題
続発性骨粗鬆症発症の危険因子はどれか。
- 1. 肥満
- 2. 副腎不全
- 3. 関節リウマチ ✓
- 4. 甲状腺機能低下
- 5. 副甲状腺機能低下
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 55.3%標準
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 関節リウマチ
続発性骨粗鬆症は、病気や薬剤など特定の原因で骨量が減るものである。関節リウマチは炎症性サイトカインによる骨吸収の亢進、活動量の低下、ステロイド治療が重なり、続発性骨粗鬆症の代表的な原因となる(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン)。他の選択肢は「機能低下」と「機能亢進」の入れ替えがひっかけである。
【各選択肢の解説】
1. 肥満
❌ 誤り。体重による骨への荷重が大きく、骨密度は保たれやすい。正しくは、骨折・骨粗鬆症の危険因子となるのは低体重(やせ)である。
❌ 誤り。体重による骨への荷重が大きく、骨密度は保たれやすい。正しくは、骨折・骨粗鬆症の危険因子となるのは低体重(やせ)である。
2. 副腎不全
❌ 誤り。副腎不全ではコルチゾールが不足する。正しくは、骨を減らすのはグルココルチコイドの過剰(Cushing症候群・ステロイド薬の長期使用)である。
❌ 誤り。副腎不全ではコルチゾールが不足する。正しくは、骨を減らすのはグルココルチコイドの過剰(Cushing症候群・ステロイド薬の長期使用)である。
3. 関節リウマチ
✅ 正しい。炎症で破骨細胞が活性化して骨吸収が進むうえ、関節の痛みによる不動とステロイド治療が加わり、骨量が減る。
✅ 正しい。炎症で破骨細胞が活性化して骨吸収が進むうえ、関節の痛みによる不動とステロイド治療が加わり、骨量が減る。
4. 甲状腺機能低下
❌ 誤り。甲状腺ホルモンは骨代謝の回転を速める。正しくは、骨吸収が骨形成を上回り骨量が減るのは甲状腺機能亢進症である。
❌ 誤り。甲状腺ホルモンは骨代謝の回転を速める。正しくは、骨吸収が骨形成を上回り骨量が減るのは甲状腺機能亢進症である。
5. 副甲状腺機能低下
❌ 誤り。副甲状腺ホルモン(PTH)は骨から血中へカルシウムを動員する。正しくは、PTHが過剰になる副甲状腺機能亢進症が骨粗鬆症の原因となる。
❌ 誤り。副甲状腺ホルモン(PTH)は骨から血中へカルシウムを動員する。正しくは、PTHが過剰になる副甲状腺機能亢進症が骨粗鬆症の原因となる。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 続発性骨粗鬆症の原因 |
|---|---|
| 内分泌性 | 副甲状腺機能亢進症・甲状腺機能亢進症・Cushing症候群・性腺機能低下 |
| 薬物 | ステロイド薬 |
| 不動性 | 長期臥床・麻痺 |
| その他の疾患 | 関節リウマチ・糖尿病・慢性腎臓病など |
内分泌は「亢進」が骨を減らす(性腺だけは「低下」)。
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