第55回 理学療法士国家試験 午前 第13問
整形外科学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第13問(整形外科学)の正答は 3 です。エックス線写真では、右上腕骨の近位部(外科頸付近)に骨折線があり、骨頭と骨幹の大きなずれはない。
問題
60歳の女性。転倒して右肩関節痛を訴えた。エックス線写真(別冊No. 3)を別に示す。まず患部に行うべき治療はどれか。
- 1. ギプス固定
- 2. 極超短波治療
- 3. 三角巾固定 ✓
- 4. 髄内釘固定
- 5. 超音波治療
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 74.3%やさしい
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 三角巾固定
エックス線写真では、右上腕骨の近位部(外科頸付近)に骨折線があり、骨頭と骨幹の大きなずれはない。高齢者の転位の少ない上腕骨近位部骨折は保存療法が基本で、まず三角巾(とバストバンド)で患肢を安静に固定し、痛みに応じて早期から振り子運動を始める。
【各選択肢の解説】
1. ギプス固定
❌ 誤り。肩関節周囲はギプスで確実に固定しにくく、固定すると肩の拘縮も起こしやすい。正しくは、三角巾・バストバンドで固定する。
❌ 誤り。肩関節周囲はギプスで確実に固定しにくく、固定すると肩の拘縮も起こしやすい。正しくは、三角巾・バストバンドで固定する。
2. 極超短波治療
❌ 誤り。受傷直後の骨折部への温熱は、血流を増やして炎症・腫脹・出血を強めるおそれがある。正しくは、急性期はまず固定と安静を行う。
❌ 誤り。受傷直後の骨折部への温熱は、血流を増やして炎症・腫脹・出血を強めるおそれがある。正しくは、急性期はまず固定と安静を行う。
3. 三角巾固定
✅ 正しい。転位が少なければ骨片は安定しており、三角巾で上肢の重みを支えて安静を保てば骨癒合が得られる。固定が簡単で、早期の振り子運動にも移りやすい。
✅ 正しい。転位が少なければ骨片は安定しており、三角巾で上肢の重みを支えて安静を保てば骨癒合が得られる。固定が簡単で、早期の振り子運動にも移りやすい。
4. 髄内釘固定
❌ 誤り。髄内釘は手術での内固定で、転位の大きい骨折などで選ぶ方法である。正しくは、転位の少ない骨折にはまず保存療法を行う。
❌ 誤り。髄内釘は手術での内固定で、転位の大きい骨折などで選ぶ方法である。正しくは、転位の少ない骨折にはまず保存療法を行う。
5. 超音波治療
❌ 誤り。受傷直後の骨折部に温熱目的の超音波をあてるのは、炎症を強めるおそれがあり、まず行う治療ではない。正しくは、急性期はまず固定と安静を行う。
❌ 誤り。受傷直後の骨折部に温熱目的の超音波をあてるのは、炎症を強めるおそれがあり、まず行う治療ではない。正しくは、急性期はまず固定と安静を行う。
【試験対策ポイント】
- 上腕骨近位部骨折:骨粗鬆症の高齢者が転倒して手や肘をついて起こる、高齢者に多い骨折の1つ
- 転位が少ない→保存療法(三角巾・バストバンド→早期から振り子運動)
- 転位が大きい・粉砕→手術(プレート・髄内釘・人工骨頭など)
- 急性期の骨折部への温熱は行わない
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