PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第19問

義肢装具学第55回午前

第55回 理学療法士国家試験 午前 第19問(義肢装具学)の正答は 1 です。Sharrard分類は二分脊椎の麻痺の高さで群を分け、群の数字が大きいほど麻痺の高さが低く、歩行能力が高い。

問題
8歳の女児。顕在性二分脊椎。Sharrardの分類はⅣ群である。歩行練習の実施方法で適切なのはどれか。
  1. 1. 靴型装具を使用する。 ✓
  2. 2. 長下肢装具を使用する。
  3. 3. 短下肢装具とロフストランド杖を併用する。
  4. 4. 長下肢装具とロフストランド杖を併用する。
  5. 5. 骨盤帯付き長下肢装具とPCW〈postural control walker〉を併用する。

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 22.9%難問

48人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 靴型装具を使用する。

Sharrard分類は二分脊椎の麻痺の高さで群を分け、群の数字が大きいほど麻痺の高さが低く、歩行能力が高い。Ⅳ群は下位腰髄レベルの麻痺で、膝伸展筋(大腿四頭筋)が働くため膝を装具で固定する必要がない。足部の装具で歩行練習を行う。


【各選択肢の解説】

1. 靴型装具を使用する。
✅ 正しい。Ⅳ群は膝伸展筋(大腿四頭筋)が働き、膝を装具で固定する必要がない。足部の変形や不安定性を補えば歩けるため、足部の装具で歩行練習を行う。
2. 長下肢装具を使用する。
❌ 誤り。長下肢装具は膝を支える装具で、大腿四頭筋が弱く膝を支えられない、より高い麻痺の群で使う。正しくは、膝伸展筋が働くⅣ群では足部の装具で足りる。
3. 短下肢装具とロフストランド杖を併用する。
❌ 誤り。ロフストランド杖は、股関節周囲の筋がより弱く体幹・骨盤の支えが足りない、Ⅳ群より高い麻痺の群で歩行を補うために併用する。正しくは、膝伸展筋が働くⅣ群は杖なしで歩けることが多く、杖は使わずに足部の装具で歩行練習を行う。
4. 長下肢装具とロフストランド杖を併用する。
❌ 誤り。大腿四頭筋が弱い、より高い麻痺の群の組み合わせである。正しくは、膝伸展筋が働くⅣ群では膝を固定する長下肢装具は要らない。
5. 骨盤帯付き長下肢装具とPCW〈postural control walker〉を併用する。
❌ 誤り。股関節の筋がほとんど働かない高い麻痺で使う組み合わせである。正しくは、Ⅳ群では股・膝を固定する装具は要らない。

【試験対策ポイント】

  • Sharrard分類:群の数字が大きい=麻痺が低い=歩行能力が高い
  • 装具は「どの関節を支えられないか」で決まる:股が弱い→骨盤帯付き、膝が弱い→長下肢装具、足部だけ→短下肢装具・靴型装具
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