PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第32問

理学療法評価学第55回午前

第55回 理学療法士国家試験 午前 第32問(理学療法評価学)の正答は 2 です。Froment徴候は、両手の母指と示指で紙をつまんで引っ張ったとき、患側の母指IP関節が屈曲する現象である。

問題
Froment徴候が陽性のとき、麻痺を疑うべき神経はどれか。
  1. 1. 肩甲背神経
  2. 2. 尺骨神経 ✓
  3. 3. 正中神経
  4. 4. 長胸神経
  5. 5. 橈骨神経

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 70.4%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 尺骨神経

Froment徴候は、両手の母指と示指で紙をつまんで引っ張ったとき、患側の母指IP関節が屈曲する現象である。尺骨神経が支配する母指内転筋が働かないため、正中神経支配の長母指屈筋で代わりにつまもうとして起こる。


【各選択肢の解説】

1. 肩甲背神経
❌ 誤り。正しくは、肩甲背神経は菱形筋・肩甲挙筋を支配し、手指の筋には関わらない。
2. 尺骨神経
✅ 正しい。母指内転筋は尺骨神経支配である。これが麻痺すると母指を示指に押しつける力が出ず、長母指屈筋で母指IP関節を曲げて代償するためFroment徴候が陽性になる。
3. 正中神経
❌ 誤り。代償に働く長母指屈筋が正中神経支配であり、正中神経はむしろ保たれている必要がある。正しくは、正中神経麻痺では猿手や母指対立障害がみられる。
4. 長胸神経
❌ 誤り。正しくは、長胸神経は前鋸筋を支配し、麻痺すると翼状肩甲がみられる。
5. 橈骨神経
❌ 誤り。正しくは、橈骨神経麻痺では手関節・手指の伸展ができない下垂手がみられる。

【試験対策ポイント】

神経代表的な所見
尺骨神経Froment徴候・かぎ爪手
正中神経猿手・母指対立障害
橈骨神経下垂手
長胸神経翼状肩甲
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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