PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第33問

理学療法評価学第55回午前
肩関節の関節可動域が屈曲100°、伸展10°、外転60°、外旋5°、内旋45°の肩関節周囲炎患者で障害されやすい動作はどれか。 1. 洗顔動作 2. 結髪動作 3. 靴下の着脱 4. 爪切り動作 5. 歯磨き動作
  1. 1. 洗顔動作
  2. 2. 結髪動作 ✓
  3. 3. 靴下の着脱
  4. 4. 爪切り動作
  5. 5. 歯磨き動作

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — 結髪動作 結髪動作は肩関節の屈曲と外旋の複合運動が必要ですが、患者の外旋5°という著しい制限により実行不可能になります。一方、他の動作は比較的低い可動域で代償運動により実施可能です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 洗顔動作 ❌ 誤り。洗顔は肩関節の屈曲60~80°程度で可能であり、患者の屈曲100°で十分実施できます。 2. 結髪動作 ✅ 正しい。結髪は肩関節を屈曲・外旋させる必要があり、特に外旋30°以上が必須ですが、患者は外旋5°という重度の制限があるため不可能です。 3. 靴下の着脱 ❌ 誤り。靴下の着脱は体幹の前屈を主とし、肩関節の屈曲60°程度で可能なため影響が少ないです。 4. 爪切り動作 ❌ 誤り。爪切りは肩関節の屈曲60~90°と軽度の内旋で実施でき、患者の可動域で代償可能です。 5. 歯磨き動作 ❌ 誤り。歯磨きは肩関節の屈曲80°程度で実行でき、患者の屈曲100°で十分に対応できます。 --- 【試験対策ポイント】 • 結髪動作:肩関節屈曲+外旋30°以上が必須 • 肩関節周囲炎で最も障害されやすい動作は外旋制限に起因する • ADL動作評価では「必要可動域」と「実際の可動域」の対比が重要
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