PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第33問

理学療法評価学第55回午前

第55回 理学療法士国家試験 午前 第33問(理学療法評価学)の正答は 2 です。この患者は参考可動域(屈曲180°・外転180°・外旋60°)に比べ、外転60°・外旋5°の制限が特に大きい。

問題
肩関節の関節可動域が屈曲100°、伸展10°、外転60°、外旋5°、内旋45°の肩関節周囲炎患者で障害されやすい動作はどれか。
  1. 1. 洗顔動作
  2. 2. 結髪動作 ✓
  3. 3. 靴下の着脱
  4. 4. 爪切り動作
  5. 5. 歯磨き動作

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 91.7%参考値

24人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 結髪動作

この患者は参考可動域(屈曲180°・外転180°・外旋60°)に比べ、外転60°・外旋5°の制限が特に大きい。結髪動作は肩関節の屈曲・外転に外旋を組み合わせて手を頭の後ろに回す動作なので、最も障害されやすい。


【各選択肢の解説】

1. 洗顔動作
❌ 誤り。手を顔に運ぶ動作は主に肘の屈曲と前腕の動きで行い、肩の動きは小さい。正しくは、屈曲100°があれば行いやすい動作である。
2. 結髪動作
✅ 正しい。手を後頭部へ回すには肩の挙上(屈曲・外転)と外旋が同時に必要である。外旋がほとんどできず外転も60°しかないため、手が頭の後ろに届かない。
3. 靴下の着脱
❌ 誤り。靴下の着脱は主に股関節・膝関節の屈曲と体幹の前屈で足に手を近づける動作である。正しくは、肩の大きな可動域はあまり要らない。
4. 爪切り動作
❌ 誤り。手の爪切りは手元で、足の爪切りは股関節・膝関節の屈曲で行う。正しくは、肩の大きな挙上や外旋は要らない。
5. 歯磨き動作
❌ 誤り。歯磨きは主に肘の屈曲と手首の動きで行う。正しくは、肩はわずかな屈曲で足りる。

【試験対策ポイント】

肩の制限とADL

  • 結髪:屈曲・外転+外旋
  • 結帯:伸展+内旋
肩関節周囲炎では外旋の制限が目立ちやすく、結髪・結帯動作が障害される。数値の問題では「どの方向の制限が大きいか」を参考可動域と比べて見る。

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