第55回 理学療法士国家試験 午前 第36問
理学療法評価学第55回午前
6分間歩行テストで正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 自覚症状の変化を記録する。
2. 被験者の斜め前方に並んで歩く。
3. 6分間の総歩行距離で評価する。
4. 被験者に残りの時間を伝えることはできない。
5. 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。
- 1. 自覚症状の変化を記録する。 ✓
- 2. 被験者の斜め前方に並んで歩く。
- 3. 6分間の総歩行距離で評価する。 ✓
- 4. 被験者に残りの時間を伝えることはできない。
- 5. 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。
正答:1・3番
解説
■ 正答:1番・3番
6分間歩行テスト(6MWT)は心肺機能と運動耐容能を評価する標準的な検査です。総歩行距離が主要な評価指標であり、自覚症状の記録は安全性と評価の質を高めます。
---
【各選択肢の解説】
1. 自覚症状の変化を記録する。
✅ 正しい。息切れ、疲労、胸痛などの自覚症状を記録することで、テストの安全性確保と結果の臨床的解釈に重要な情報をもたらします。
2. 被験者の斜め前方に並んで歩く。
❌ 誤り。検査者は被験者に並行して歩く場合、被験者の側方(横)に位置するべきです。斜め前方は被験者のペースを妨げる可能性があります。
3. 6分間の総歩行距離で評価する。
✅ 正しい。6分間歩行距離(6MWD)が主要な評価指標です。この距離から心肺機能、運動耐容能、予後予測が可能です。
4. 被験者に残りの時間を伝えることはできない。
❌ 誤り。実は被験者に時間経過(特に残り時間1分、2分など)を伝えることは推奨されており、ペーシング調整を可能にします。
5. 被験者が途中で立ち止まった場合にはテストを中止する。
❌ 誤り。被験者が停止してもテストは継続します。立ち止まった時間を記録し、被験者が再開したら再開待つのが標準的な方法です。
---
【試験対策ポイント】
• 6分間歩行距離(6MWD)が主要評価指標
• 自覚症状(息切れ、疲労、胸痛)の記録は必須
• 被験者の側方で付き添う;テストは継続可能(中止不要)