第55回 理学療法士国家試験 午前 第37問
生理学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第37問(生理学)の正答は 4 です。関節可動域運動は、関節を動かして関節の動く範囲を保つ・広げるための運動である。
問題
関節可動域運動で正しいのはどれか。
- 1. 筋収縮を伴ってはならない。
- 2. 意識障害がある場合は行わない。
- 3. 運動麻痺の改善を目的として行う。
- 4. 拘縮の予防・改善を目的として行う。 ✓
- 5. 深部感覚障害がある場合は行わない。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 79.5%やさしい
39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 拘縮の予防・改善を目的として行う。
関節可動域運動は、関節を動かして関節の動く範囲を保つ・広げるための運動である。他動・自動介助・自動のいずれでも行え、意識障害や感覚障害があっても方法を選んで実施する。
【各選択肢の解説】
1. 筋収縮を伴ってはならない。
❌ 誤り。筋収縮を伴わないのは他動運動だけである。正しくは、自動介助運動・自動運動として筋収縮を伴って行う方法もある。
❌ 誤り。筋収縮を伴わないのは他動運動だけである。正しくは、自動介助運動・自動運動として筋収縮を伴って行う方法もある。
2. 意識障害がある場合は行わない。
❌ 誤り。意識障害があると自分で動かさないため、かえって拘縮が起こりやすい。正しくは、他動運動で行い拘縮を予防する。
❌ 誤り。意識障害があると自分で動かさないため、かえって拘縮が起こりやすい。正しくは、他動運動で行い拘縮を予防する。
3. 運動麻痺の改善を目的として行う。
❌ 誤り。関節を動かすだけでは麻痺した筋の随意性は回復しない。正しくは、関節可動域運動の目的は関節の可動性の維持・改善で、麻痺の改善には神経筋再教育などの促通の練習を行う。
❌ 誤り。関節を動かすだけでは麻痺した筋の随意性は回復しない。正しくは、関節可動域運動の目的は関節の可動性の維持・改善で、麻痺の改善には神経筋再教育などの促通の練習を行う。
4. 拘縮の予防・改善を目的として行う。
✅ 正しい。関節を動かさないと関節包や筋・腱などが短縮して拘縮になる。定期的に全可動域を動かすことでこれを予防し、すでに生じた制限を改善する。
✅ 正しい。関節を動かさないと関節包や筋・腱などが短縮して拘縮になる。定期的に全可動域を動かすことでこれを予防し、すでに生じた制限を改善する。
5. 深部感覚障害がある場合は行わない。
❌ 誤り。正しくは、深部感覚障害があっても行う。関節の位置を感じにくいので、視覚で確かめさせる・他動で行うなどの工夫をして実施する。
❌ 誤り。正しくは、深部感覚障害があっても行う。関節の位置を感じにくいので、視覚で確かめさせる・他動で行うなどの工夫をして実施する。
【試験対策ポイント】
| 種類 | 筋収縮 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 他動運動 | なし | 意識障害・重度の麻痺 |
| 自動介助運動 | あり | 筋力が弱い |
| 自動運動 | あり | 自分で全可動域を動かせる |
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