PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第39問

運動療法第55回午前

第55回 理学療法士国家試験 午前 第39問(運動療法)の正答は 1 です。神経筋再教育は、神経系の障害により失われた随意運動の再獲得を目的とし、感覚入力や運動学習を用いて随意運動を促通する手技です。

問題
神経筋再教育で正しいのはどれか。
  1. 1. 随意運動を促通する。
  2. 2. 神経断裂に適応される。
  3. 3. 自動介助運動は用いない。
  4. 4. 関節障害には適応されない。
  5. 5. 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 随意運動を促通する。

神経筋再教育は、神経系の障害により失われた随意運動の再獲得を目的とし、感覚入力や運動学習を用いて随意運動を促通する手技です。選択肢1が正しい記載です。


【各選択肢の解説】

1. 随意運動を促通する。
✅ 正しい。神経筋再教育は随意運動の再学習・促通を目的とし、PNFやバイオフィードバックなどが用いられます。
2. 神経断裂に適応される。
❌ 誤り。神経断裂(軸索の完全離断)では再教育以前に神経再生が必要で、適応の主体ではありません。
3. 自動介助運動は用いない。
❌ 誤り。弱い随意運動を引き出す段階では自動介助運動を用います
4. 関節障害には適応されない。
❌ 誤り。関節障害に伴う筋の協調性低下や再学習にも適応されます。
5. 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。
❌ 誤り。JCSⅢ-200は刺激で手足を動かす程度の重度意識障害で、随意運動の再学習という目的に対しては適応困難です。

【試験対策ポイント】

神経筋再教育の目的は「随意運動の促通・再学習」。手段として固有受容性神経筋促通法(PNF)、バイオフィードバック、感覚入力の活用などがあります。運動学習が成立するには一定の意識レベル・協力が前提となるため、重度意識障害には適応しにくい点が選択肢の決め手になります。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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