第55回 理学療法士国家試験 午前 第42問
内科学・臨床医学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第42問(内科学・臨床医学)の正答は 2・3 です。慢性心不全の運動療法は、運動耐容能の向上とQOLの改善が確立した効果である(日本循環器学会 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン 2021年改訂版)。
問題
慢性心不全患者に対する運動療法の効果で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. BNPの増加
- 2. QOLの改善 ✓
- 3. 運動耐容能の向上 ✓
- 4. 左室駆出率の低下
- 5. 交感神経活性の亢進
正答:2・3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 69.4%やさしい
49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — QOLの改善・運動耐容能の向上
慢性心不全の運動療法は、運動耐容能の向上とQOLの改善が確立した効果である(日本循環器学会 心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン 2021年改訂版)。選択肢1・4・5は効果の向きが逆になっている。
【各選択肢の解説】
1. BNPの増加
❌ 誤り。BNPは心室への負荷で増える心不全の指標で、増加は悪化を示す。正しくは、運動療法でBNPは低下すると報告されている。
❌ 誤り。BNPは心室への負荷で増える心不全の指標で、増加は悪化を示す。正しくは、運動療法でBNPは低下すると報告されている。
2. QOLの改善
✅ 正しい(=正答)。息切れ・疲労などの症状が軽くなり、日常生活で行える活動が広がるため、QOLが改善する。
✅ 正しい(=正答)。息切れ・疲労などの症状が軽くなり、日常生活で行える活動が広がるため、QOLが改善する。
3. 運動耐容能の向上
✅ 正しい(=正答)。骨格筋の代謝・血管内皮機能が改善し、最高酸素摂取量や6分間歩行距離が向上する。心臓そのものより末梢の改善が主な機序である。
✅ 正しい(=正答)。骨格筋の代謝・血管内皮機能が改善し、最高酸素摂取量や6分間歩行距離が向上する。心臓そのものより末梢の改善が主な機序である。
4. 左室駆出率の低下
❌ 誤り。適切な運動療法で左室機能が悪化することはない。正しくは、左室駆出率は維持される(軽度改善の報告もある)。
❌ 誤り。適切な運動療法で左室機能が悪化することはない。正しくは、左室駆出率は維持される(軽度改善の報告もある)。
5. 交感神経活性の亢進
❌ 誤り。心不全では交感神経活性が過剰に高まっている。正しくは、運動療法で交感神経活性は抑制され、自律神経のバランスが改善する。
❌ 誤り。心不全では交感神経活性が過剰に高まっている。正しくは、運動療法で交感神経活性は抑制され、自律神経のバランスが改善する。
【試験対策ポイント】
| 向上・改善するもの | 低下・抑制されるもの |
|---|---|
| 運動耐容能・QOL・骨格筋機能・血管内皮機能 | BNP・交感神経活性・再入院 |
効果は「良い向き」にそろう。悪い向きの言葉(増加・低下・亢進)と指標の組合せを1つずつ確かめる。
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