第55回 理学療法士国家試験 午前 第43問
臨床心理学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第43問(臨床心理学)の正答は 1 です。慢性腰痛の認知行動療法は、痛みへの注目・恐怖・回避を減らし、痛みがあっても活動できるという体験と考え方を育てる。
問題
慢性腰痛に対する認知行動療法で誤っているのはどれか。
- 1. 痛みの有無を頻回に確認する。 ✓
- 2. 腰痛の不安を解消する映像を見せる。
- 3. 腰を反らしても痛まない体験を繰り返させる。
- 4. 痛みがあっても行える活動があることを認識させる。
- 5. 適切な身体活動は痛みを増悪させないことを説明する。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 71.4%やさしい
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 痛みの有無を頻回に確認する。
慢性腰痛の認知行動療法は、痛みへの注目・恐怖・回避を減らし、痛みがあっても活動できるという体験と考え方を育てる。痛みを頻回に確かめる対応は注意を痛みに向けさせ、逆効果になる。
【各選択肢の解説】
1. 痛みの有無を頻回に確認する。
❌ 誤り(=正答)。痛みを繰り返し尋ねると患者の注意が痛みに集まり、痛み行動を強める。正しくは、痛みの確認は控え、行えた活動や活動量に注目して強化する。
❌ 誤り(=正答)。痛みを繰り返し尋ねると患者の注意が痛みに集まり、痛み行動を強める。正しくは、痛みの確認は控え、行えた活動や活動量に注目して強化する。
2. 腰痛の不安を解消する映像を見せる。
✅ 正しい。腰痛への誤った不安を減らす心理教育で、恐怖による回避を和らげる。
✅ 正しい。腰痛への誤った不安を減らす心理教育で、恐怖による回避を和らげる。
3. 腰を反らしても痛まない体験を繰り返させる。
✅ 正しい。恐れている動作を安全に経験させる段階的曝露で、「動くと悪くなる」という予測を体験で修正する。
✅ 正しい。恐れている動作を安全に経験させる段階的曝露で、「動くと悪くなる」という予測を体験で修正する。
4. 痛みがあっても行える活動があることを認識させる。
✅ 正しい。「痛み=何もできない」という破局的な考えを修正し、活動性を保つ。
✅ 正しい。「痛み=何もできない」という破局的な考えを修正し、活動性を保つ。
5. 適切な身体活動は痛みを増悪させないことを説明する。
✅ 正しい。誤った信念を修正し、運動恐怖(kinesiophobia)を減らして活動を促す。
✅ 正しい。誤った信念を修正し、運動恐怖(kinesiophobia)を減らして活動を促す。
【試験対策ポイント】
- 柱は破局的思考の修正・恐怖回避の改善・活動性の維持
- 誤りとして出やすい対応=痛みを頻回に確認する・安静を強調する・痛み行動に注目して応じる
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