PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午前 第44問

整形外科学第55回午前

第55回 理学療法士国家試験 午前 第44問(整形外科学)の正答は 2 です。肘の外側の支持を担う上腕骨外顆の骨折は、変形治癒や成長障害により肘の外反変形(外反肘)をきたしやすい代表的な骨折です。

問題
外反肘をきたしやすいのはどれか。
  1. 1. 尺骨肘頭骨折
  2. 2. 上腕骨外顆骨折
  3. 3. 上腕骨顆上骨折
  4. 4. 上腕骨内側上顆骨折
  5. 5. 橈骨小頭骨折

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 上腕骨外顆骨折

肘の外側の支持を担う上腕骨外顆の骨折は、変形治癒や成長障害により肘の外反変形(外反肘)をきたしやすい代表的な骨折です。選択肢2が正解です。


【各選択肢の解説】

1. 尺骨肘頭骨折
❌ 誤り。肘頭骨折は肘伸展機構の障害をきたしますが、外反肘の典型的原因ではありません。
2. 上腕骨外顆骨折
✅ 正しい。外側の成長・支持の障害により外反肘を後遺しやすく、遅発性尺骨神経麻痺の原因にもなります。
3. 上腕骨顆上骨折
❌ 誤り。顆上骨折は小児に多く、後遺変形としては内反肘が代表的です。
4. 上腕骨内側上顆骨折
❌ 誤り。内側の損傷であり、外反肘の典型的原因とはなりません。
5. 橈骨小頭骨折
❌ 誤り。橈骨小頭(橈骨頭)骨折は前腕回旋制限などをきたしますが、外反肘の代表的原因ではありません。

【試験対策ポイント】

肘の後遺変形は「外顆=外反肘」「顆上=内反肘」の対比が頻出です。外反肘は外顆骨折後の遅発性尺骨神経麻痺(肘部管症候群)の原因として、内反肘(gun-stock deformity)は小児顆上骨折後の代表的変形として押さえましょう。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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