第55回 理学療法士国家試験 午前 第47問
人間発達学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第47問(人間発達学)の正答は 1 です。Down症候群の乳児は全身の筋緊張低下と関節弛緩が特徴で、抗重力姿勢を保ちにくい。
問題
Down症候群の児に対して乳児期に行う理学療法で適切なのはどれか。
- 1. 腹筋群の収縮を促す。 ✓
- 2. 不随意運動を抑制する。
- 3. 背這いを移動手段とする。
- 4. 緊張性迷路反射を促通する。
- 5. 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 68.4%やさしい
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 腹筋群の収縮を促す。
Down症候群の乳児は全身の筋緊張低下と関節弛緩が特徴で、抗重力姿勢を保ちにくい。乳児期は腹筋群などの体幹筋の収縮を促して姿勢を支える土台をつくり、発達の順序に沿って運動を経験させる。
【各選択肢の解説】
1. 腹筋群の収縮を促す。
✅ 正しい(=正答)。低緊張で体幹が不安定なため、腹筋群の収縮を促すことが頭部・体幹の保持や座位の土台になる。
✅ 正しい(=正答)。低緊張で体幹が不安定なため、腹筋群の収縮を促すことが頭部・体幹の保持や座位の土台になる。
2. 不随意運動を抑制する。
❌ 誤り。不随意運動はDown症候群の特徴ではない。正しくは、不随意運動の抑制が課題になるのはアテトーゼ型脳性麻痺であり、Down症候群で扱うのは低緊張である。
❌ 誤り。不随意運動はDown症候群の特徴ではない。正しくは、不随意運動の抑制が課題になるのはアテトーゼ型脳性麻痺であり、Down症候群で扱うのは低緊張である。
3. 背這いを移動手段とする。
❌ 誤り。背這いでは腹臥位で上肢で体を支える経験が育たない。正しくは、腹臥位での上肢支持を経て、腹這い・四つ這いへと発達の順序に沿って移動を促す。
❌ 誤り。背這いでは腹臥位で上肢で体を支える経験が育たない。正しくは、腹臥位での上肢支持を経て、腹這い・四つ這いへと発達の順序に沿って移動を促す。
4. 緊張性迷路反射を促通する。
❌ 誤り。緊張性迷路反射は成長とともに統合される原始反射で、残ると抗重力姿勢を妨げる。正しくは、立ち直り反応・平衡反応を促す。
❌ 誤り。緊張性迷路反射は成長とともに統合される原始反射で、残ると抗重力姿勢を妨げる。正しくは、立ち直り反応・平衡反応を促す。
5. 定頸後すぐに立位姿勢を経験させる。
❌ 誤り。寝返り・座位・四つ這いを飛ばすことになり、関節弛緩のある下肢に負担がかかる。正しくは、発達の順序に沿って段階的に姿勢を経験させる。
❌ 誤り。寝返り・座位・四つ這いを飛ばすことになり、関節弛緩のある下肢に負担がかかる。正しくは、発達の順序に沿って段階的に姿勢を経験させる。
【試験対策ポイント】
- Down症候群:筋緊張低下・関節弛緩・環軸椎不安定
- 乳児期PT=体幹筋・抗重力筋の活性化+発達の順序に沿った運動経験
- 環軸椎不安定があるため、頸部の強い屈曲・回旋は避ける
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