第55回 理学療法士国家試験 午前 第87問
神経内科学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第87問(神経内科学)の正答は 4 です。視床痛は視床の脳卒中後に生じる中枢性の疼痛(Dejerine-Roussy症候群)で、軽く触れる・衣服がこすれるなど本来は痛くない刺激で痛みが生じるアロディニアが特徴である。
問題
視床痛で正しいのはどれか。
- 1. CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉I 型に分類される。
- 2. 脳卒中発症直後から出現する。
- 3. 聴覚刺激で疼痛が緩和する。
- 4. 非侵害刺激で疼痛を感じる。 ✓
- 5. Lhermitte 徴候がみられる。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.9%参考値
29人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 非侵害刺激で疼痛を感じる。
視床痛は視床の脳卒中後に生じる中枢性の疼痛(Dejerine-Roussy症候群)で、軽く触れる・衣服がこすれるなど本来は痛くない刺激で痛みが生じるアロディニアが特徴である。
【各選択肢の解説】
1. CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉I 型に分類される。
❌ 誤り。CRPSは外傷などの後に四肢に生じる疼痛症候群で、I型は神経損傷を伴わないもの。正しくは、視床痛は中枢性脳卒中後疼痛に分類される。
❌ 誤り。CRPSは外傷などの後に四肢に生じる疼痛症候群で、I型は神経損傷を伴わないもの。正しくは、視床痛は中枢性脳卒中後疼痛に分類される。
2. 脳卒中発症直後から出現する。
❌ 誤り。発症直後ではなく、感覚障害がある程度回復してくる時期(数週〜数か月後)に遅れて出ることが多い。正しくは遅発性である。
❌ 誤り。発症直後ではなく、感覚障害がある程度回復してくる時期(数週〜数か月後)に遅れて出ることが多い。正しくは遅発性である。
3. 聴覚刺激で疼痛が緩和する。
❌ 誤り。音・寒冷・情動などの刺激で痛みが増悪することがある。正しくは、外的刺激でむしろ増悪しやすい。
❌ 誤り。音・寒冷・情動などの刺激で痛みが増悪することがある。正しくは、外的刺激でむしろ増悪しやすい。
4. 非侵害刺激で疼痛を感じる。
✅ 正しい。視床の損傷で感覚の伝達・調節が乱れ、触覚などの非侵害刺激が痛みとして感じられる。
✅ 正しい。視床の損傷で感覚の伝達・調節が乱れ、触覚などの非侵害刺激が痛みとして感じられる。
5. Lhermitte 徴候がみられる。
❌ 誤り。Lhermitte徴候は頸部を前屈すると背部から四肢に電撃様の痛みが走る所見で、多発性硬化症や頸髄病変でみられる。正しくは、頸髄の病変を示す所見で視床痛とは関係しない。
❌ 誤り。Lhermitte徴候は頸部を前屈すると背部から四肢に電撃様の痛みが走る所見で、多発性硬化症や頸髄病変でみられる。正しくは、頸髄の病変を示す所見で視床痛とは関係しない。
【試験対策ポイント】
視床痛=脳卒中後・遅発・アロディニア・難治性。CRPS(末梢・四肢・外傷後)やLhermitte徴候(頸髄・多発性硬化症)と部位で区別する。
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