第55回 理学療法士国家試験 午前 第89問
神経内科学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第89問(神経内科学)の正答は 2 です。画像の右側(図の表記で患者の左側)に、頭蓋骨の内側に接した凸レンズ型(両凸型)の高吸収域がある。
問題
頭部CT(別冊No. 4)を別に示す。所見として考えられるのはどれか。
- 1. くも膜下出血
- 2. 硬膜外血腫 ✓
- 3. 硬膜下血腫
- 4. 脳動静脈奇形
- 5. 皮質下出血
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56.3%標準
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 硬膜外血腫
画像の右側(図の表記で患者の左側)に、頭蓋骨の内側に接した凸レンズ型(両凸型)の高吸収域がある。内側の縁が脳に向かって凸に張り出し、範囲が限られている。これは硬膜外血腫の形である。
【各選択肢の解説】
1. くも膜下出血
❌ 誤り。くも膜下腔に広がるため、脳底槽や脳溝に沿った線状・ヒトデ型の高吸収域になる。正しくは、本像のような骨に接した凸レンズ型の塊にはならない。
❌ 誤り。くも膜下腔に広がるため、脳底槽や脳溝に沿った線状・ヒトデ型の高吸収域になる。正しくは、本像のような骨に接した凸レンズ型の塊にはならない。
2. 硬膜外血腫
✅ 正しい。硬膜は頭蓋縫合で骨に強く付着しているため、骨と硬膜の間の血腫は縫合線を越えて広がれず、厚みを増して凸レンズ型になる。
✅ 正しい。硬膜は頭蓋縫合で骨に強く付着しているため、骨と硬膜の間の血腫は縫合線を越えて広がれず、厚みを増して凸レンズ型になる。
3. 硬膜下血腫
❌ 誤り。硬膜とくも膜の間には縫合による仕切りがなく、血腫が脳表に沿って広く薄く広がる。正しくは、三日月型(内側が凹)の高吸収域になる。
❌ 誤り。硬膜とくも膜の間には縫合による仕切りがなく、血腫が脳表に沿って広く薄く広がる。正しくは、三日月型(内側が凹)の高吸収域になる。
4. 脳動静脈奇形
❌ 誤り。脳実質内の異常な血管の塊で、出血すれば脳内出血の形をとる。正しくは、骨に接した凸レンズ型の像にはならない。
❌ 誤り。脳実質内の異常な血管の塊で、出血すれば脳内出血の形をとる。正しくは、骨に接した凸レンズ型の像にはならない。
5. 皮質下出血
❌ 誤り。脳実質内(皮質の直下)の出血で、脳の中に塊として見える。正しくは、頭蓋骨との間に脳がはさまる位置に出る。
❌ 誤り。脳実質内(皮質の直下)の出血で、脳の中に塊として見える。正しくは、頭蓋骨との間に脳がはさまる位置に出る。
【試験対策ポイント】
| 硬膜外血腫 | 硬膜下血腫 | |
|---|---|---|
| CTの形 | 凸レンズ型 | 三日月型 |
| 縫合線 | 越えない | 越える |
| 主な出血源 | 中硬膜動脈(骨折に伴う) | 架橋静脈 |
| 経過の特徴 | 意識清明期 | 慢性型は高齢者に多い |
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