第55回 理学療法士国家試験 午前 第97問
臨床心理学第55回午前
第55回 理学療法士国家試験 午前 第97問(臨床心理学)の正答は 2 です。話の途中で考えが突然止まって会話が中断するのは思考途絶で、統合失調症に特徴的な思考過程の障害である。
問題
統合失調症に特徴的な思考の障害はどれか。
- 1. 思考が緩徐でうまく進まない。
- 2. 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。 ✓
- 3. まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない。
- 4. 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う。
- 5. 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく。
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 34.3%難問
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。
話の途中で考えが突然止まって会話が中断するのは思考途絶で、統合失調症に特徴的な思考過程の障害である。思考障害の用語と、それがみられる疾患を対応させる問題である。
【各選択肢の解説】
1. 思考が緩徐でうまく進まない。
❌ 誤り。これは思考制止で、うつ病でみられる。正しくは、統合失調症に特徴的ではない。
❌ 誤り。これは思考制止で、うつ病でみられる。正しくは、統合失調症に特徴的ではない。
2. 思考の進行が突然遮断され、会話が停止する。
✅ 正しい。思考途絶である。本人は「考えが抜き取られた」と体験することがあり、統合失調症に特徴的とされる。
✅ 正しい。思考途絶である。本人は「考えが抜き取られた」と体験することがあり、統合失調症に特徴的とされる。
3. まわりくどく、要領よく思考目標に到達できない。
❌ 誤り。これは迂遠で、てんかんや知的障害・認知症でみられる。正しくは、細部にこだわるが最後は目標に到達する点が特徴である。
❌ 誤り。これは迂遠で、てんかんや知的障害・認知症でみられる。正しくは、細部にこだわるが最後は目標に到達する点が特徴である。
4. 観念の間に論理的な関連がなく、意識の混濁を伴う。
❌ 誤り。意識混濁を伴って思考がまとまらないのは思考散乱(錯乱)で、せん妄などの意識障害でみられる。正しくは、統合失調症の滅裂思考は意識が清明なまま生じる。
❌ 誤り。意識混濁を伴って思考がまとまらないのは思考散乱(錯乱)で、せん妄などの意識障害でみられる。正しくは、統合失調症の滅裂思考は意識が清明なまま生じる。
5. 観念が次々に沸き起こるが、つながりは表面的で目標から外れていく。
❌ 誤り。これは観念奔逸で、躁状態でみられる。正しくは、統合失調症に特徴的ではない。
❌ 誤り。これは観念奔逸で、躁状態でみられる。正しくは、統合失調症に特徴的ではない。
【試験対策ポイント】
| 思考障害 | 内容 | 主な疾患 |
|---|---|---|
| 思考途絶 | 突然止まる | 統合失調症 |
| 滅裂思考 | 意識清明でつながらない | 統合失調症 |
| 観念奔逸 | 次々に飛ぶ | 躁状態 |
| 思考制止 | 遅く進まない | うつ病 |
| 迂遠 | まわりくどい | てんかん・認知症 |
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