第55回 理学療法士国家試験 午後 第13問
義肢装具学第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第13問(義肢装具学)の正答は 5 です。GMFCSレベルⅢで、床上はバニーホッピングで移動し、車椅子は自分でこげる。
問題
8歳の男児。脳性麻痺による痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢであり、床上はバニーホッピングで移動している。学校内の移動は車椅子駆動で自立している。車椅子の設定で正しいのはどれか。
- 1. ヘッドサポートをつける。
- 2. 座面高は標準より高くする。
- 3. 背もたれの高さは肩までとする。
- 4. 背もたれはリクライニング式にする。
- 5. フットサポートはスイングアウト式にする。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46%難問
50人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — フットサポートはスイングアウト式にする。
GMFCSレベルⅢで、床上はバニーホッピングで移動し、車椅子は自分でこげる。車椅子と床・椅子の間を乗り降りする場面が多いので、足元を横に開けられるスイングアウト式のフットサポートが乗り降りの邪魔にならない。
【各選択肢の解説】
1. ヘッドサポートをつける。
❌ 誤り。頭部を自分で保持でき、車椅子を自走している児には不要である。正しくはヘッドサポートは頭部の保持が難しい重度の児に用いる。
❌ 誤り。頭部を自分で保持でき、車椅子を自走している児には不要である。正しくはヘッドサポートは頭部の保持が難しい重度の児に用いる。
2. 座面高は標準より高くする。
❌ 誤り。座面が高いと乗り降りがしにくく、ハンドリムにも手が届きにくくなる。正しくは体格に合わせ、乗り降りと駆動がしやすい高さにする。
❌ 誤り。座面が高いと乗り降りがしにくく、ハンドリムにも手が届きにくくなる。正しくは体格に合わせ、乗り降りと駆動がしやすい高さにする。
3. 背もたれの高さは肩までとする。
❌ 誤り。背もたれが肩まであると、こぐときの肩甲骨・上肢の動きを妨げる。正しくは自走する場合は肩甲骨の動きを妨げない低めの高さにする。
❌ 誤り。背もたれが肩まであると、こぐときの肩甲骨・上肢の動きを妨げる。正しくは自走する場合は肩甲骨の動きを妨げない低めの高さにする。
4. 背もたれはリクライニング式にする。
❌ 誤り。座位を保持して自走できる児には不要で、車椅子が大きく重くなる。正しくは固定式の背もたれでよい。
❌ 誤り。座位を保持して自走できる児には不要で、車椅子が大きく重くなる。正しくは固定式の背もたれでよい。
5. フットサポートはスイングアウト式にする。
✅ 正しい。フットサポートを横に開くと足元の空間が空き、床や椅子への乗り降りでフットサポートに足を引っかけずにすむ。自分で乗り降りする児の動作を助ける設定である。
✅ 正しい。フットサポートを横に開くと足元の空間が空き、床や椅子への乗り降りでフットサポートに足を引っかけずにすむ。自分で乗り降りする児の動作を助ける設定である。
【試験対策ポイント】
- GMFCSレベルⅢ(6〜12歳):屋内は手に持つ歩行補助具で歩き、屋外・長距離は車椅子を使う
- 自走できる児の車椅子は駆動と乗り降りを妨げない設定が原則:背もたれは低め、座面は乗り降り・駆動に合う高さ、リクライニング・ヘッドサポートは不要
- 頭部・体幹の保持が難しい重度の児ほど、ヘッドサポートやティルト・リクライニングを加える
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