PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第14問

整形外科学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第14問(整形外科学)の正答は 4 です。関節リウマチ(ステージⅢ・クラス3)では手指の小関節への負担を避ける関節保護が重要です。

問題
関節リウマチ(SteinbrockerのステージⅢ、クラス3)のADL指導で正しいのはどれか。
第55回午後第14問 図
  1. 1. 図1
  2. 2. 図2
  3. 3. 図3
  4. 4. 図4
  5. 5. 図5

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 図4

関節リウマチ(ステージⅢ・クラス3)では手指の小関節への負担を避ける関節保護が重要です。図4は前腕全体やリュックサック(両肩)で荷重を分散し、手指の小関節に負担をかけずに物を運んでいる動作で、関節保護の原則に合致するため4番が正答です。


【各選択肢の解説】

1. 図1
❌ 誤り。手をついて体重を支える動作で、手関節・手指へ大きな負担がかかり関節保護に反します。
2. 図2
❌ 誤り。瓶のふたを手指でひねって開ける動作で、母指・手指の小関節に強いねじり負荷がかかります。
3. 図3
❌ 誤り。はさみを母指・示指で操作する動作で、小関節への負担が大きく適切ではありません。
4. 図4
✅ 正しい。リュック(両肩)や前腕で荷重を分散し、手指の小関節に負担をかけない関節保護動作です。
5. 図5
❌ 誤り。手指で重い物を強く把持・牽引する動作で、手指関節への負担が大きく不適切です。

【試験対策ポイント】

関節リウマチのADL指導は関節保護の原則が核心。①大きな関節・強い関節で荷重を受ける(手指でなく前腕・体幹、片手でなく両手)、②変形を助長する方向の力を避ける(手指のしぼり・ひねり動作はNG=尺側偏位・スワンネック助長)、③自助具を活用(太柄・てこ式オープナー)、④エネルギー保存・関節を長時間同一肢位にしない。図問題では「手指の小関節にねじり・把持・荷重がかかっていないか」を基準に消去する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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