第55回 理学療法士国家試験 午後 第17問
義肢装具学第55回午後
69歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。発症から4週が経過。Brunnstrom法ステージは上肢Ⅱ、手指Ⅱ、下肢Ⅲ。移乗とトイレ動作は手すりを使用して自立、車椅子駆動は自立している。歩行は短下肢装具とT字杖を使用して軽介助が必要であり、病棟では車椅子で移動している。病室を図に示す。この患者に適切なのはどれか。
1. 図1
2. 図2
3. 図3
4. 図4
5. 図5
- 1. 図1
- 2. 図2
- 3. 図3
- 4. 図4
- 5. 図5 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 図5
発症4週の脳梗塞患者で、Brunnstrom法ステージが上肢Ⅱ・手指Ⅱと低く、歩行は軽介助が必要であるため、病棟では車椅子で移動している。この患者にとって最も安全で効率的な動線は、ベッドから車椅子への移乗距離が短く、トイレへのアクセスが容易で、転倒のリスクが最小限に抑えられた配置である。図5はこれらの条件を満たす最適な室内配置を示している。
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【各選択肢の解説】
1. 図1
❌ 誤り。この配置はベッドとトイレ間の距離が不適切で、車椅子での移動に支障が生じる可能性がある。
2. 図2
❌ 誤り。ベッドからの移乗動線が効率的でなく、トイレへの迂回距離が長くなる配置である。
3. 図3
❌ 誤り。手すり位置やトイレアクセスの視点から、患者の安全性が十分に確保されていない。
4. 図4
❌ 誤り。車椅子駆動時の旋回スペースが不足し、安全性が低い配置である。
5. 図5
✅ 正しい。ベッドからトイレへの最短動線が確保され、車椅子の旋回スペースが十分で、移乗時の手すりアクセスも良好である。患者の能力(移乗・トイレ動作自立、車椅子駆動自立)に対して最適な環境設定。
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【試験対策ポイント】
・Brunnstrom法ステージの低さ(上肢Ⅱ)=移動は車椅子依存
・移乗・トイレは自立=これらの動作への環境整備が重点
・病室配置は「最短動線」「旋回スペース確保」「手すりアクセス」を基準に判断
※画像問題のため別冊図の確認が必要です