第55回 理学療法士国家試験 午後 第35問
理学療法評価学第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第35問(理学療法評価学)の正答は 2 です。ミオパチーは筋そのものの障害である。
問題
ミオパチーの原因となるのはどれか。
- 1. 一酸化炭素中毒
- 2. 甲状腺中毒 ✓
- 3. 水銀中毒
- 4. 鉛中毒
- 5. ヒ素中毒
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 25%参考値
16人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 甲状腺中毒
ミオパチーは筋そのものの障害である。甲状腺ホルモンが過剰になると筋蛋白の分解が進み、近位筋優位の筋力低下・筋萎縮(甲状腺中毒性ミオパチー)が起こる。重金属中毒と一酸化炭素中毒は主に神経系を障害する。
【各選択肢の解説】
1. 一酸化炭素中毒
❌ 誤り。一酸化炭素がヘモグロビンと結合して組織が低酸素になり、低酸素に弱い脳が障害される。正しくは、意識障害や、回復後に起こる遅発性の脳症(認知機能障害・パーキンソニズム)が問題となる。
❌ 誤り。一酸化炭素がヘモグロビンと結合して組織が低酸素になり、低酸素に弱い脳が障害される。正しくは、意識障害や、回復後に起こる遅発性の脳症(認知機能障害・パーキンソニズム)が問題となる。
2. 甲状腺中毒
✅ 正しい。甲状腺ホルモンの過剰で代謝が亢進し筋蛋白の分解が進むため、肩・大腿など近位筋の筋力低下や筋萎縮が起こる。
✅ 正しい。甲状腺ホルモンの過剰で代謝が亢進し筋蛋白の分解が進むため、肩・大腿など近位筋の筋力低下や筋萎縮が起こる。
3. 水銀中毒
❌ 誤り。有機水銀(メチル水銀)は中枢神経を障害する。正しくは、感覚障害・運動失調・求心性視野狭窄・難聴など神経症状が中心である(水俣病)。
❌ 誤り。有機水銀(メチル水銀)は中枢神経を障害する。正しくは、感覚障害・運動失調・求心性視野狭窄・難聴など神経症状が中心である(水俣病)。
4. 鉛中毒
❌ 誤り。鉛は末梢神経と造血を障害する。正しくは、橈骨神経麻痺による下垂手などの運動優位の末梢神経障害、貧血、腹痛(鉛疝痛)を起こす。
❌ 誤り。鉛は末梢神経と造血を障害する。正しくは、橈骨神経麻痺による下垂手などの運動優位の末梢神経障害、貧血、腹痛(鉛疝痛)を起こす。
5. ヒ素中毒
❌ 誤り。ヒ素は末梢神経と皮膚を障害する。正しくは、手足の感覚優位の末梢神経障害や皮膚の色素沈着・角化を起こす。
❌ 誤り。ヒ素は末梢神経と皮膚を障害する。正しくは、手足の感覚優位の末梢神経障害や皮膚の色素沈着・角化を起こす。
【試験対策ポイント】
| 原因 | 主に障害される所 |
|---|---|
| 甲状腺機能亢進・ステロイド | 筋(ミオパチー) |
| 一酸化炭素 | 脳(遅発性脳症) |
| 有機水銀 | 中枢神経(失調・視野狭窄・感覚障害) |
| 鉛 | 末梢神経(下垂手)・造血 |
| ヒ素 | 末梢神経・皮膚 |
内分泌の異常+近位筋の筋力低下はミオパチー、と結びつける。
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