PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第39問

生理学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第39問(生理学)の正答は 2 です。ランプ負荷で仕事率を一定の割合で上げると、酸素摂取量は仕事率にほぼ比例して直線的に増え、最大近くで頭打ちになる。

問題
ランプ負荷法を用いて軽い負荷強度から最大運動強度まで運動強度を漸増した場合、運動強度に比例して直線的に増加するのはどれか。
  1. 1. 呼吸数
  2. 2. 酸素摂取量 ✓
  3. 3. 分時換気量
  4. 4. 1回心拍出量
  5. 5. 二酸化炭素排泄量

正答:2番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.1%難問

37人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 酸素摂取量

ランプ負荷で仕事率を一定の割合で上げると、酸素摂取量は仕事率にほぼ比例して直線的に増え、最大近くで頭打ちになる。換気量と二酸化炭素排泄量は嫌気性代謝閾値(AT)付近を境に増え方が急になる。


【各選択肢の解説】

1. 呼吸数
❌ 誤り。低い強度では換気の増加は主に1回換気量の増加でまかなわれ、高い強度で呼吸数が大きく増える。正しくは、強度に比例せず、高強度域で急に増える。
2. 酸素摂取量
✅ 正しい。仕事をするためのエネルギーは酸素を使う代謝でまかなわれるため、酸素摂取量は仕事率に比例して直線的に増え、最大酸素摂取量で頭打ちになる。
3. 分時換気量
❌ 誤り。ATを越えると乳酸の緩衝で生じた二酸化炭素を吐き出すために換気が増える。正しくは、AT付近で増え方が急になり、全体としては直線にならない。
4. 1回心拍出量
❌ 誤り。運動の初めに増えるが、中等度の強度で頭打ちになる。正しくは、それ以降の心拍出量の増加は主に心拍数の増加でまかなわれる。
5. 二酸化炭素排泄量
❌ 誤り。ATを越えると、乳酸を重炭酸イオンで緩衝して生じる二酸化炭素が加わる。正しくは、AT付近から酸素摂取量より急に増える。

【試験対策ポイント】

指標漸増負荷での変化
酸素摂取量直線的に増え、最大で頭打ち
心拍数ほぼ直線的に増える
1回拍出量中等度で頭打ち
分時換気量・二酸化炭素排泄量AT付近から急に増える

ATは「二酸化炭素排泄量が酸素摂取量に対して急に増え始める点」として呼気ガスから求める。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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