第55回 理学療法士国家試験 午後 第43問
理学療法評価学第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第43問(理学療法評価学)の正答は 1 です。腰椎変性すべり症で歩行中に出る殿部〜下肢の痛みは、腰部脊柱管狭窄による神経性間欠跛行である。
問題
腰椎変性すべり症で歩行中に臀部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか。
- 1. しゃがみこむ。 ✓
- 2. 速度を速めて歩き続ける。
- 3. 速度を遅くして歩き続ける。
- 4. 立ち止まって体幹を伸展する。
- 5. 立ち止まって体幹を左右に回旋する。
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37%参考値
27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — しゃがみこむ。
腰椎変性すべり症で歩行中に出る殿部〜下肢の痛みは、腰部脊柱管狭窄による神経性間欠跛行である。腰椎を屈曲すると脊柱管が広がり症状が軽くなり、伸展すると狭まり悪化する。
【各選択肢の解説】
1. しゃがみこむ。
✅ 正しい。しゃがむと腰椎が屈曲し、脊柱管と椎間孔が広がって馬尾・神経根への圧迫が減る。数分休むと再び歩ける。
✅ 正しい。しゃがむと腰椎が屈曲し、脊柱管と椎間孔が広がって馬尾・神経根への圧迫が減る。数分休むと再び歩ける。
2. 速度を速めて歩き続ける。
❌ 誤り。立位で腰椎前弯を保ったまま歩き続ける限り圧迫は続き、症状は強まる。正しくは、立ち止まって腰椎を屈曲させる姿勢(しゃがむ・座る・前かがみ)で休む。
❌ 誤り。立位で腰椎前弯を保ったまま歩き続ける限り圧迫は続き、症状は強まる。正しくは、立ち止まって腰椎を屈曲させる姿勢(しゃがむ・座る・前かがみ)で休む。
3. 速度を遅くして歩き続ける。
❌ 誤り。速度を落としても立位の伸展姿勢は変わらず、圧迫は解けない。正しくは、歩行を止めて腰椎を屈曲させる姿勢をとる。
❌ 誤り。速度を落としても立位の伸展姿勢は変わらず、圧迫は解けない。正しくは、歩行を止めて腰椎を屈曲させる姿勢をとる。
4. 立ち止まって体幹を伸展する。
❌ 誤り。腰椎伸展は脊柱管を狭め、症状を悪化させる。正しくは、体幹を屈曲する(前かがみ・しゃがみこむ)。
❌ 誤り。腰椎伸展は脊柱管を狭め、症状を悪化させる。正しくは、体幹を屈曲する(前かがみ・しゃがみこむ)。
5. 立ち止まって体幹を左右に回旋する。
❌ 誤り。回旋では脊柱管は広がらない。正しくは、体幹を屈曲する姿勢で脊柱管を広げる。
❌ 誤り。回旋では脊柱管は広がらない。正しくは、体幹を屈曲する姿勢で脊柱管を広げる。
【試験対策ポイント】
| 間欠跛行 | 神経性(脊柱管狭窄) | 血管性(閉塞性動脈硬化症) |
|---|---|---|
| 軽快する条件 | 前かがみ・しゃがみこみ | 立ち止まるだけで軽快 |
| 自転車 | 前傾姿勢で症状が出にくい | 下肢を使うので症状が出る |
| 足背動脈 | 触れる | 減弱・消失 |
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