PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第45問

生理学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第45問(生理学)の正答は 1 です。頸髄損傷では肋間筋・腹筋が麻痺し、横隔膜(C3〜5)が主な呼吸筋になる。

問題
頸髄損傷の呼吸障害で正しいのはどれか。
  1. 1. 肺活量は低下する。 ✓
  2. 2. 咳の強さは変わらない。
  3. 3. 予備吸気量は増加する。
  4. 4. 予備呼気量は変わらない。
  5. 5. 閉塞性換気障害が生じやすい。

正答:1番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.3%標準

60人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 肺活量は低下する。

頸髄損傷では肋間筋・腹筋が麻痺し、横隔膜(C3〜5)が主な呼吸筋になる。胸郭の拡張と呼気の力がともに落ちる拘束性換気障害で、肺活量が低下する。


【各選択肢の解説】

1. 肺活量は低下する。
✅ 正しい。肺活量は予備吸気量・1回換気量・予備呼気量の和で、吸気筋(肋間筋)と呼気筋(腹筋・内肋間筋)の麻痺によりいずれも減るため低下する。
2. 咳の強さは変わらない。
❌ 誤り。咳は腹筋による強い呼気で生まれるため、腹筋の麻痺で弱くなる。正しくは、咳の力は低下し、排痰が困難になって無気肺・肺炎を起こしやすい。
3. 予備吸気量は増加する。
❌ 誤り。外肋間筋などの吸気筋が麻痺し、最大吸気が浅くなる。正しくは、予備吸気量は低下する。
4. 予備呼気量は変わらない。
❌ 誤り。安静呼気からさらに吐き出すには腹筋・内肋間筋が要る。正しくは、これらの麻痺で予備呼気量は著しく低下する。
5. 閉塞性換気障害が生じやすい。
❌ 誤り。気道の狭窄ではなく呼吸筋の麻痺で換気量が減る。正しくは、拘束性換気障害(%肺活量の低下)が生じる。

【試験対策ポイント】

指標頸髄損傷での変化主な原因
肺活量低下吸気筋・呼気筋の麻痺
予備吸気量低下肋間筋の麻痺
予備呼気量著しく低下腹筋の麻痺
咳の力低下腹筋の麻痺

換気障害の型=拘束性。対応は徒手による咳介助・排痰援助。

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