PTカコモン — 理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第46問

理学療法評価学第55回午後
8歳の脳性麻痺児が階段昇降時に手すりを必要とし、長距離の歩行や狭い場所を歩くときに介助が必要な場合、GMFCS-Expanded and Revised〈E&R〉のレベルはどれか。 1. レベルⅠ 2. レベルⅡ 3. レベルⅢ 4. レベルⅣ 5. レベルⅤ
  1. 1. レベルⅠ
  2. 2. レベルⅡ ✓
  3. 3. レベルⅢ
  4. 4. レベルⅣ
  5. 5. レベルⅤ

正答:2番

解説
■ 正答:2番 — レベルⅡ GMFCS-E&Rレベルⅱは、階段昇降時に手すりが必要であり、長距離歩行や狭い場所で介助が必要な子どもに該当します。本症例はこれらの特徴を示しており、レベルⅱの定義に合致します。 --- 【各選択肢の解説】 1. レベルⅠ ❌ 誤り。レベルⅠは屋外での段差や不整地歩行に軽度の困難はあるものの、手すりや介助なしで階段昇降が可能な自立度が高いレベルです。本症例よりも機能レベルが高いため不適切です。 2. レベルⅡ ✅ 正しい。階段昇降時に手すり使用、長距離歩行で疲労易い、狭い場所で介助が必要など、屋内外での限定的な介助が必要な段階であり、本症例に該当します。 3. レベルⅢ ❌ 誤り。レベルⅢは手を使った移動補助具が必要であり(杖やウォーカー)、介助者なしでの屋外移動が困難です。本症例より機能障害の程度が強いため不適切です。 4. レベルⅣ ❌ 誤り。レベルⅣは自力移動が大きく制限され、移動に介助または移動補助具が必須となるレベルで、本症例より著しく低機能です。 5. レベルⅤ ❌ 誤り。レベルⅤは座位姿勢の保持が困難で、自力移動不可能な最重度レベルです。本症例よりはるかに機能障害が重いため不適切です。 --- 【試験対策ポイント】 • GMFCS-E&Rレベルⅱ:手すり必要、短距離独歩可、介助者が必要な場面あり • 階段昇降時に手すり必要 → レベルⅰ以下ではなくⅱ以上を疑う • 長距離歩行困難+狭い場所で介助必要 → レベルⅲ未満を除外
関連

▶ 第55回 全問一覧

▶ 理学療法評価学 の過去問一覧