第55回 理学療法士国家試験 午後 第76問
病理学概論第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第76問(病理学概論)の正答は 4 です。悪性腫瘍細胞は核が大きくなるため、核/細胞質比(N/C比)は大きくなる。
問題
悪性腫瘍細胞の特徴で誤っているのはどれか。
- 1. 増殖が速い。
- 2. 核分裂が多い。
- 3. 染色体異常が多い。
- 4. 核/細胞質比が小さい。 ✓
- 5. 未分化型は悪性度が高い。
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.2%難問
39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 核/細胞質比が小さい。
悪性腫瘍細胞は核が大きくなるため、核/細胞質比(N/C比)は大きくなる。大小の向きを逆にしたひっかけである。
【各選択肢の解説】
1. 増殖が速い。
✅ 正しい。悪性腫瘍細胞は増殖の制御を失っており、周囲の組織へ浸潤しながら速く増える。
✅ 正しい。悪性腫瘍細胞は増殖の制御を失っており、周囲の組織へ浸潤しながら速く増える。
2. 核分裂が多い。
✅ 正しい。増殖が盛んなため核分裂像が多くみられ、異常な核分裂像も出現する。
✅ 正しい。増殖が盛んなため核分裂像が多くみられ、異常な核分裂像も出現する。
3. 染色体異常が多い。
✅ 正しい。遺伝子の不安定性により、染色体の数の異常(異数性)や構造の異常が高頻度にみられる。
✅ 正しい。遺伝子の不安定性により、染色体の数の異常(異数性)や構造の異常が高頻度にみられる。
4. 核/細胞質比が小さい。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、悪性細胞は核が腫大するためN/C比が大きい(高い)。
❌ 誤り(=正答)。正しくは、悪性細胞は核が腫大するためN/C比が大きい(高い)。
5. 未分化型は悪性度が高い。
✅ 正しい。分化度が低いほど正常細胞の性質から離れて増殖が速くなるため、未分化な腫瘍ほど悪性度が高い。
✅ 正しい。分化度が低いほど正常細胞の性質から離れて増殖が速くなるため、未分化な腫瘍ほど悪性度が高い。
【試験対策ポイント】
| 項目 | 良性腫瘍 | 悪性腫瘍 |
|---|---|---|
| 発育 | 遅い・膨張性 | 速い・浸潤性 |
| 分化度 | 高い | 低い |
| N/C比 | 正常に近い | 大きい |
| 核分裂像 | 少ない | 多い(異型分裂あり) |
| 転移 | しない | する |
細胞異型=核腫大・N/C比増大・核の濃染・核小体の明瞭化。
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