PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第55回 理学療法士国家試験 午後 第77問

内科学・臨床医学第55回午後

第55回 理学療法士国家試験 午後 第77問(内科学・臨床医学)の正答は 3 です。ステロイド(糖質コルチコイド)は骨芽細胞の働きを抑えて骨形成を低下させ、腸管からのカルシウム吸収も減らすため、長期投与で骨粗鬆症が起こりやすい。

問題
ステロイド薬の長期投与によって生じやすいのはどれか。
  1. 1. 腎不全
  2. 2. 低血圧
  3. 3. 骨粗鬆症 ✓
  4. 4. 体重減少
  5. 5. 高カリウム血症

正答:3番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 85.2%参考値

27人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 骨粗鬆症

ステロイド(糖質コルチコイド)は骨芽細胞の働きを抑えて骨形成を低下させ、腸管からのカルシウム吸収も減らすため、長期投与で骨粗鬆症が起こりやすい。他の選択肢は副作用の向きが逆である。


【各選択肢の解説】

1. 腎不全
❌ 誤り。正しくは、腎不全はステロイドの代表的な副作用ではない。長期投与で起こりやすいのは骨粗鬆症・糖尿病・易感染性・消化性潰瘍などである。
2. 低血圧
❌ 誤り。正しくは、ステロイドはNa⁺と水を体内に保持させるため、高血圧を生じやすい。
3. 骨粗鬆症
✅ 正しい。骨形成の低下と骨吸収の亢進が重なって骨量が減り、椎体骨折などの脆弱性骨折が起こりやすくなる。
4. 体重減少
❌ 誤り。正しくは、食欲亢進と脂肪の再分布により体重増加(中心性肥満・満月様顔貌)を生じやすい。
5. 高カリウム血症
❌ 誤り。正しくは、Na⁺の再吸収と引き換えにK⁺の排泄が増えるため、低カリウム血症を生じやすい。

【試験対策ポイント】

上がる・増える下がる・減る
血糖(ステロイド糖尿病)骨量(骨粗鬆症)
血圧血清カリウム
体重(中心性肥満)免疫(易感染性)

ほかに消化性潰瘍・大腿骨頭壊死・ステロイドミオパチー・精神症状も押さえる。

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